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2009.04.30

MBA留学生のブログ

閑話休題。

MBA留学生はブログを書いている方が多く、アゴスのここにもリストがある。僕も受験中は情報ソースとして大いに活用させていただいた。留学生からの生情報は、学校の雰囲気がわかるし、教授やカリキュラムについても有益情報がたくさんある。なにより日本語というのがいい。

しかし、個人的にずっと気になっていたのが、みなさん、記事内容は充実しているものの、デザインの方にはあまり気を使っていらっしゃらないようだ。仮にも広告業界のはしくれだったものとしては、そこがどうしても気になってしまう。中身も大事だが、見た目も大事というのが、我が家の家訓だ。

ちなみに、MBA生の中で僕がセンスがいいと思うのは珈琲男さんのブログ。これは有りもののテンプレートだと思うのだが、ハンドル名とよくマッチしている。珈琲ということで色も茶色系で統一してあって、落ち着きかつ知的な雰囲気。各要素のレイアウトもバランスがとれていて見やすい。

元々このブログも、デザインを整えようと思っていたのですが、「おいおいやればいいや」と、とりあえず有りもののテンプレートで放置。が、最近アクセス数も徐々に増えてきつつある。もはや一刻の猶予もない!(「今日やれることを明日やりゃいいやと思ってる奴は結局一生やらない。」by本田吾郎)

ということで、今週の月曜日と火曜日は会社のデスクでココログのカスタマイズに明け暮れた。文字やレイアウトはイメージどおりシンプルにできたものの、やっぱキモはタイトル画像。ここで印象が決まる。

はじめはWindowsにくっついている付属のアプリで作ろうと思ったのだが、全然出来栄えに満足できず。しょぼいソフトに見切りをつけて、イラスト用のソフトに手を出すことに決意。とはいっても、お金を払うのはさすがに馬鹿らしいので、GIMPというフリーのソフトをダウンロード。さっそく使おうとしても、使い方がさっぱりわからない。解説のサイトをみてもいまいちピンとこない。むむむ・・・。

ここまできたらあきらめられんと、本屋さんに寄ってマニュアル本のようなものを買う。1600円なり。半年前の合コンで「東大生ってマニュアルから入るのよねぇ。」と女の子にせせら笑われたことを思い出した。くぅ、まさにおっしゃるとおり。ちなみに、その子にいわせると「慶応生はまずやってみる。」というブランドイメージでした。

本を片手に格闘するも、やはりソフトに慣れるまでに時間がかかる。画像の加工がこんなに手間がかかるとは。デザイナーの皆さん、おつかれさまです。昨日は結局気づいたら朝の4時。

試行錯誤の末、今日も文字の見えにくさを微調整してタイトル画像完成。LBSらしさが不足しているのが不満だが・・・。向こうにいって写真撮ってまた加工しよう。

え、仕事ですか?

私、大胆にも4月29日より5月10日まで12連休でございます。働いているみなさま、すいません。

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2009.04.28

司会します

えー、MBA友の会の壮行会で司会をすることになりました。

「よし、いっちょどんなツラしてるのかおがんでやろう」という方は下記御参照ください。

5月3日までにお申込されると、若干会費が安くなります。

━★開催概要★━
日  時:2009年5月17日(日)18:30~20:30
受付開始は18:00~

場  所:如水会館 2Fスターホール
東京都千代田区一ッ橋2-1-1
03(3261)1101(代)
http://www.kaikan.co.jp/josui/company/access.html
最寄駅は「竹橋駅」「神保町駅」

☆参加費:『早割』あります!
5月3日までにお申し込みの方は5,000円
それ以降のお申し込みの方は6,000円

参加人数:150名~200名程度

☆申込法:下記のurlよりフォームにご記入御願いします。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P74113069

お問合せ:申し込み、イベントについてご不明の点がある方は、
実行委員の安藤(アンドウ)までご連絡下さい。
ando2006@gmail.com

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2009.04.27

休職交渉

僕の留学は私費なので、退職するか、休職するかを選ばなくてはならない。周囲の人にも相談してみると、若干1名を除いて「辞めるのはいつでもできる。休職にしてもらうのがベター。」ということでした。そりゃそうだ。

一応うちにも留学休職制度があり、大体1年に1人ぐらいの割合で申請するらしい。MBAに限らず映像制作でニューヨーク大学に留学する人もいる。

この休職制度、一部のお偉方にはいたく不評で、廃止しろという声も大きいそうです。というのも、やはり休職終了後に辞めてしまう人が多いから。聞いたところによると、割合的には残る人が半分ぐらい。個人的には、留学したことが全く評価されないこの会社で、半分も残れば上等ではないか、やっぱ居心地のいい会社なんだな、と思いましたが。

ちなみ、某商社の社費派遣は8割残り、別の商社の社費派遣は8割辞めているらしい。前者は留学がその後の人事に考慮され、後者は全く考慮されない、ということだ。やはり社費派遣はその後の活用方法とセットでないと全く意味がない。人事の制度設計は大事だなぁ。

さて、話を戻して、私の休職交渉はそれはそれはあっさりしたものでした。

人事局次長 「この休職は全然問題ないでしょ。」

人事局長 「すごくいい経験になるよ。体に気をつけてがんばってね。」

担当役員 「君の人生だから、君が一番幸せになるようにがんばりなさい。」(ゴルフで日焼けしてた)

・・・・・・

あ、あのー。

ありがたいっちゃあ、ありがたいんですけど。

すこしあっさりしすぎているような。

でも、役員の言葉は人柄が出てて、ちょっとジーンときました。

正式決定は5月。

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2009.04.26

人生たのしみましょう。

カウンセラー経由で案内されて「合格者に聞く」系のイベントに出席してきました。1ヶ月前までは同じ受験生だったわけですし、僕と彼らの知識量にそれほど差はないと思うので若干抵抗はあったんですが、受験の悩みだけは共感できるので参考になればとゲスト出席。

びっくりしたのが、新卒1年目や学生なのに「予備校に通ってます。」という人が何人かいたこと。もちろん全部の人がそうだとはいわないけど「ちゃんと周りの人に相談してるのかな?」と心配してしまいました。

やっぱり4~5年ぐらい働いてから留学してこそ意味がある、ということは半ばコンセンサスだし、そもそも今がんばって仕事上の結果(もしくは大いなる失敗)をださないとアドミッションの選考も通らないだろうし。

英語の勉強だけはしといた方がいいと思うけど、予備校まで通うのはいきすぎでは。それより仕事をがんばり、空いた時間はむしろボランティア活動でもやった方がアドミッション上も、人生においても有益だと思う。なんというか、「MBA=成功」という風に考えがかたまっちゃって、人生楽しむ余裕がなくなっちゃってないかなぁ、と心配になりました。

あと、某日系メーカーの2年目で早くも「自分の会社の管理職みたいになりたくない。転職も考えている」と言っている方もいて、まるで数年前の自分をみているようでした。そして、数年前に自分がいただいたアドバイスを、そのまま彼に伝えました。

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2009.04.23

LBS合格者飲み

先日東京で、今年LBSに進学予定の方々が集まり、MBAとMiFの方々交えて第1回日本人合格者飲みが挙行されました。

今年LBSのMBAに進学決定している日本人は7名。うち3名が現在海外在住なので、MBAに限っていえば4名集合しました。MBAの話はそこそこに、話は盛り上がって気付いたら終電でした。面白い知り合いが増えるのはすばらしい。3rdかWait Listでもう1、2人増えたらいいな。

ところで、今年はいまのところ一人を除いて全員私費。とりあえず現地のミーティングスペースは社費のやつの家に決定。他の人は一緒に貧乏生活を楽しみましょう。

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2009.04.21

ご利用は計画的に

突然ですが、弊社には自己破産している人がたくさんいるようです。といっても、数を知っているわけではなくあくまで噂ですが。しかし、2000万円ぐらいギャンブルで借金作って、社内で借りまくって辞めさせられたやつがいたのは事実です。

しかし、僕は大丈夫。人生無借金経営。プ○ミスとかのCMをみるたびに、「サラ金に『ご利用は計画的に』なんていわれてもなぁ。」と、余裕しゃくしゃくでした。

が、しかし、

留学費用という現実が重くのしかかる。

いや、それなりにたくわえありますよ。特に倹約生活をしてたわけじゃないけど、別に無駄遣いしてきたわけじゃないし。

ところが、我が資産は昨今の金融危機により塩漬け状態。

か、換金できない・・・。

換金してもいいけど、損失確定だしなぁ。

1年ぐらい前は○万円プラスになって、「ふ、銀行預金しかしてねーやつ(オヤジとか)は世の中わかってねーぜ。なんつーの、ほれ、機会ロス?」と思ってたのが、いまはほぼ同額のマイナス。世の中わかってないのは僕でした。調子にのってすいません。銀行預金にしとけばよかった・・・。

まぁ、トータルでみればポンド安による総費用の減額の方が僕の投資マイナスよりもはるかに大きいのです。僕はこの金融危機によってメリットを享受した、いわば希少な勝ち組なのです(負け惜しみですか、そうですか)。

今は毎日、日経のサイトの平均株価と為替を眺めながら、手仕舞いのチャンスをうかがう日々。

皆さんも資産の運用は計画的に。

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2009.04.17

予想外家族

先日、家族会議を開催しました。私事ではありますが、転職についてなかなか考える事が多かったもので。

会議の議題は僕の留学について。っつーても留学準備をしていることは前から言ってましたし、別に親に許可を求める年でもないので、正式な御報告と、渡英前の事務打ち合わせのつもりで。しかし、予想外にオヤジからはネガティブな反応。開口一番

「全くお前のやりたいことが分からない。」

は、はぁ・・・。さよですか。では、これこれこれ、とエッセイに書いたこと+αを説明するも、

「そもそもお前の今後の計画はどうなってるんだ?」

い、いやぁ・・・。今説明したつもりだけど。じゃあ、どこがわからないの?

「だいたいお前の計画が成功する見込みはあるのか?」

え、えーっと・・・。もちろん、成功する保障なんてないけど、少なくとも諸先輩方の類似実績はあるわけでして。

「過去にそうだったからといって、今後もそうだとは限らないだろ。」

ま、まぁね・・・。そりゃそうなんだけど、そんなん、なんでもそうでしょうが。

「ふつうは職を変えるのであれば、次の職を決めてから変えるのが常識だろ。」

そ、そうはいってもですね・・・。ビジネススクールに行くって、そういうもんだし。

「MBAをとったからってすぐにいい職につけるとはかぎらないぞ。お前が無謀なことをしようとしているとしか思えない。」

そ、そですか・・・。自分はそうは思ってないんですけど、そうかもしれないですね。でももし失敗したら、別のキャリアプランを考えればいいわけですし。一応MBA後の就職先としてメジャーなのはですね(以下続く)

200803250117_7_3

(画像と本文は関係ありません。)

こんな感じで延々と1時間弱。あまりの考え方のギャップに俺はほんとにこの人の息子なんだろうか、という疑念を抱きました。家庭教育崩壊の現場をまさかわが身で実感しようとは。ただ、一生懸命説明しながらも、頭の中では「オヤジのいっていることもスジは通っている」と思ってしまう。

結局のところ2つの点で大きな認識の差がある。MBA取得後のジョブマーケットが、「それなりにある」と期待している僕と、「あるかもしれないが、そんなもん大たことない」と思っているオヤジ。もうひとつはキャリアアップ。「転職してキャリアアップをしていく」という考え方の僕と、「特定業種のプロフェッショナルとなってこそ評価もされるし、意味のある仕事もできる」と考えるオヤジ。

立場上、会議の中では自分のやりたいことを正当化しましたが、オヤジの視点は大事だなぁ・・・と思うわけです。やっぱり短期的な視点で転職を繰り返していると、周りにとっても本人にとってもよくないだろう。かたや、今の時代、ひとつの会社に何十年も勤めることは、結構リスクがでかいと思っています。仮に40代後半でひとつの会社しか勤めたことがなくて、業界そのものが傾いていたら、もう自分ではどうしようもない。

結局のところどんなやり方であれ、「自分はこれができる。」というキャリアを築き上げるのが大事ということかな。あと、やっぱり一度方針を決めたら、ある一定期間は歯を食いしばってがんばる、ということも。

なお、会議の結論としては「新しいことをやろうということは反対はしないし、応援はする。」ということろに落ち着きました。納得してないみたいだったけど(笑)。サンクスオヤジ。

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2009.04.14

キャットフードを食べる授業

LBSネタ:6月最初の土日に合格者向けのイベントがあるらしいので、一度もいったことがない私としてはとりあえず現場を見に行くのと、宿探しの下準備(寮をチェックするとか)かねて、一度行ってこようと思います。

T113230h_m2 さて、それはそれとして、「いい授業」についてちょっと考えました。というのも、今日料理用にツナ缶を買ったので。僕はいつもツナ缶をみると、高校の時の、キャットフードを食べた地理の授業を思い出します。卒業後10年以上たった今でも思い出せる、とても印象深い授業です。

正確な国名は忘れましたが、東南アジアのとある国についての授業でした。その国では、日本向けにツナ缶を輸出していました。と、同時にキャットフードも輸出していました。実はツナ缶とキャットフードはまったく同じ原料を使っていて、違いは血合い肉が入っているか、入っていないかだけだそうです。もちろん味付けは違います。

我々と年のそう変わらないか、やや上の女性たちが、毎日工場で日本の「猫」のためにキャットフードを作っている・・・。経済格差が生み出す、現実世界の不条理。あるレポーターが「キャットフードを毎日作っていることについてどう思うか?」と1人の働いている女性に聞いたところ、働いている女性は「関係ない、お金のためにやっているだけ。」と吐き捨てるように答えたそうです。

その教師は、このストーリーに興味をひかれ、そして自分でキャットフードを買って食べたそうです。そして、生徒にもキャットフードの缶を教室で回しました。もちろん強制ではない、でも興味があれば食べてみてくれと。

もちろん、生徒が全員食べたわけではありません。というか、ほとんどスルーパス。40人いて、10人ぐらいしか食べなかったのでは。僕は一口食べました。人間用より、あっさりしている。食感は間違いなくツナ缶。

学校での授業なんて何十年もたてば、もう思い出せません。中学時代の授業に関しては、塾の宿題やってるか、机の下で本読んでたことしか思い出せないし、大学はそもそも授業出てないし。ただ、高校のときのこの授業だけは、一生忘れられないような気がします。

多分、教師の方はそんな深い考えや思い入れをもってなかったような気がします。この授業を覚えているのも、僕のほかに何人いることか。しかし僕にとっては「ベストオブ社会の授業」です。LBSでも、そんな「一生忘れられない授業」にわずかでも出会えればいいなぁと願っています。

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2009.04.11

新入社員の『国際感覚』

ちょっと前になりますが、朝日のサイトでこんなニュースがありました。

「今どきリーマン、体力より忍耐力 新社会人調査」

ビジネス社会を生き抜くには「体力」よりも「忍耐力」――。住友生命保険が今春、自社に入社予定の164人に仕事についてアンケートをした結果、若者のそんなサラリーマン像が浮かび上がった。 (中略)差が出たのが「体力」。20年前は14.3%で最も重視されたが、今回は4.9%に激減。「国際感覚」も10.7%から2.1%に減った。(asahi.com 2009年3月31日8時23分)

うん、住生の新入社員に対するアンケートなので、一般の新入社員の感覚とは異なると思いますが、傾向値を把握するのには使えると思います。「国際感覚が必要だ」という人が減っているという事実、よくわかります。僕の周囲でも海外志向の人は珍しいです。うちの会社もMBA留学制度を復活させたのですが、全然有望な候補者が集まらない始末。

確かノーベル賞を取られた方が、理系でも海外留学希望者が減っているとおっしゃっていました。でも、もしこのサイトを御覧になっている学生がいらっしゃったら、気に留めて置いてください。社会に出ると日本市場に対する閉塞感をひしひしと感じます。

私が働いていたのは広告業界です。サービス業ですから、車や電化製品のように海外で売りさばくということができません。一応うちの会社も海外支社を作ってサービス提供しているのですが、日系企業がお仕事くれるのがメインで、地元の企業の仕事をとるのはなかなか難しい。これは、商習慣や文化の違いはもちろんのこと、地元会社特有の回収リスクなど課題が色々あってそう簡単には解決できません。

結果として、このご時世でもやはり国内市場で利益のほとんどを出しているのですが、いかんせんもう国内市場は成長しない(と言われている)のです。

  • この先日本は人口減でシュリンクしていく(=給料も減って行く)
  • では海外に出て行くか?
  • でも海外でビジネスやってもなかなかうまくいかない
  • でも、やっぱり国内市場は頭打ち。
  • どうしよ、どうしよ?

平たく言えばこういうスパイラルがあります。とはいえ、一応うちの会社の方針もグローバル。何をするかはよくわからない。でもグローバル。多分これは広告業界だけの問題ではなくて、内需型のサービス産業(日系金融機関とか)はどこも同じ悩みを抱えているという話を聞きます。

ビジネスが成り立つの基本条件は「需要」です。日本で再びイノベーションが起こって(例えば高齢化市場が活性化するような商品/サービスが提供される)、日本市場が再拡大する可能性もないではないですが、なかなか厳しいでしょう。つまり、今後海外マーケットに精通した人間が必要とされるのが全体のトレンドだと思います。

僕は学生時代や新入社員時代に海外に行こうとはあまり考えてませんでした。「まぁ、チャンスがあれば。会社がお金出してくれるなら。」程度です。ですが、上記事情に思い巡らせ、途中で『国際感覚』の必要性に目覚め、私費でMBA受験を決意しました。

しかし、何故これほど「国際感覚」が重要視されなくなったのでしょうか。単純に考えると企業の海外進出が低迷したからではないでしょうか。バブル期は企業派遣でMBAもバンバンいかせてもらえたし(トップスクールでもGMAT600点で入れたらしい!)、ちょうど日本企業が海外不動産を買っていた時期です。一言で言えば、道徳的に正しいか正しくないかは別にして、「若者にとっての」成功モデルが身近にあったからではないでしょうか。

そう考えると、「今の若者は・・・」なんて嘆いている場合ではない。うちの会社風にいえば、我々が背中で語る必要があるのです。今まさに現役世代の我々こそが世界を舞台に活躍できるかが問われているのです。僕1人で状況を変えるのは難しいですが、それでも5年後、10年後には、自分が日本の若者の目標になる、なれるかもしれない、なれるといいなぁ、という心がけでがんばりたいと思います。

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2009.04.08

日本人MBA受験生の減少

受験時代にお世話になり(といっても昨年は全然いかなかったのだが)、テニス人脈に派生する個人的なつながりもあったので、アゴスのカウンセラーの方に挨拶&報告にいった。四方山話ついでに、昨今の日本人MBA受験状況についてお伺いした。

  • 社費受験生は不況にもかかわらずそれほど減ってない。
  • 不況の影響で私費受験生が減っている。
  • TOEFLはiBTになってハードルがあがった。CBT時代はMBA受験は1年計画だったが、今は英語力のベースがなければ2年計画。
  • CBT時代はTOEFLが終了してからGMATというのが当たり前だったが、今はGMAT700点をとってもTOEFL100点に満たない人もいる。
  • 複数のトップスクールに受かる人と、ランキング下位にしか受からない人に二極化している。
  • トップスクールに受かる人のパイは縮小し、そのパイの中では帰国子女の割合が増えている。

不況だからこそ、自分の能力や会社の行き詰まりを感じて留学しようとする人が増えるかと思ったのですが、「所詮それだけのコストを払ってもペイしないよ」とか「この状況で辞めるのはばかげている」と考える人の方が多いみたいですね。

上記聞いてて思ったのですが、いわゆる「キャリア」って後のステージになればなるほど挽回するのが難しくなってくるように思えます。極端な例をあげれば、35歳ぐらいまでずーっと派遣だと、そっから抜け出すのはとても難しい。大変な努力が必要になると思う。しかし、そんな方も21歳の時点であれば、より少ない努力で将来的にも安定した職を得られていた可能性が高いと思うのです。

MBA受験も同じような側面があると思います。極めて卑近な例ですが、僕も大学時代、テニスとバイトとデートのプライオリティが高く、留学なんてこれっぽっちも考えなかった。多分あのころは交換留学とか、それほど頑張らなくても色々な方法で留学することは可能で、その資産があれば今回の受験もかなり楽だったはず。でも現実にはそんなものはなかった。おかげで英語でえらい苦労したわけです。

うちの会社でも、30歳ぐらいであれば、ちょっとがんばればキャリアを広げるチャンスはあると思います。でも、40歳ぐらいになってしまえば、もう会社の業績が上がろうが下がろうが、どんなに本人が頑張ろうが、会社にしがみつくしかない(大多数の人は)。「俺はシロアリのように会社から離れないぞ!」といっていた同期もいましたが。

我が同期はなんというか、コメントに困りますが、彼は彼で幸せな人生をおくれるであろうことを、僕は確信しています。

(なんか全然LBSの話じゃないけど、まだ始まってないんで・・・ご勘弁ください。)

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2009.04.06

MBA受験総括 3

6.インタビュー

とはいえ、1年目はそれでも複数校からインタビューに呼ばれたのですが、結局どこも合格しませんでした。インタビューにも問題があったと思っています。今回は、1月頭に一通り典型的な質問の回答準備をすることから始め、その後モックインタビューをいろんな人としまくりました。皆さんからの質問内容は似ていることが多く、改善点としてあげてくださる点(『もっと簡潔に!』が多かった)も共通していましたので、有益だったと思っています。

インタビューの練習方法は色々とあると思います。僕はMBAの受験でよく質問される以下のカテゴリーに回答内容をまとめて、キーワードごとに練習しました。

  1. 強み/学校への貢献
  2. 弱み/その克服方法
  3. リーダーシップ/チームワーク経験
  4. 自己紹介/キャリア紹介
  5. 学校/MBAの志望理由
  6. 何か質問は?

実際にモックインタビューすると「自己紹介して」「これまでのキャリアと何故この学校なのかを説明して」などと、人によって聞き方が異なるので、入り口が違っても狙った「落とし所」に落ち着かせるテクニックが必要かな、と思いました。

LBSのインタビューは噂どおり長丁場でしたが、なぜか余裕をもって回答する事ができました。キャリア的にも、点数的にも突出したところのない自分が合格したのは、このインタビューのおかげではないかと想像しています。プレゼンで勝つ、広告代理店の面目躍如。

東京でやる場合、2ndのインタビュー候補者は英会話学校に集められて、約1時間グループディスカッション+英語テスト、それと約1時間卒業生2名との面接が行われます。後者には5分間の即興プレゼンも含まれます。

グループディスカッションでは、「麻生首相は辞めるべきか。」などの時事ネタが5個ぐらいセットされていて、これについてアプリカント3名でディスカッションしました。英語テストはディスカッションの最中に順番に呼ばれて1対1で10分ぐらい、キャリアや志望理由について話します。

卒業生インタビューでは、インタビュアーの方々が既にアプリケーションを読み込んでいるので、典型的な質問はほとんどなく雑談のような感じでした。アカデミックな素養判断はアドミッションに任せて、「この人は我々のコミュニティにフィットするか、コミュニティに貢献してくれるか」などの人格面や価値観に絞って、よりアプリカントを深く知ろうとしてるように見受けられました。

即興プレゼンは、LBSが指定するトピックの中からひとつインタビュアーが選んで、5分間準備の後5分間プレゼンをします。「Aという問題に対してXという意見があります。あなたの意見を述べなさい。」という典型的なものなので、AWAやTOEFLのテンプレートを使えばまず大丈夫でしょう。後はその場のひらめきで。

なお、インタビュー後は待つのみだったと思っていたのですが、発表日が迫ったある日にメールがきて「英語チェックをしたいから、明日の夜電話する。」ということでした。

なにー!インタビューの英語テストのときに「ところで個人的な疑問なんだけど、あなた海外に住んだことないんでしょ。どうやって英語勉強したの?」「えー、ラジオかな。」「うそー信じられないわ。」なーんて会話があったので、英語は問題ないと思ってたのに!

恐らく過去の合格体験を読む限りそんなに悪い話ではないだろうと思ったのですが、それでもここで落ちたらしゃれにならーん。と思ってたので、ずいぶん緊張しました。やはり話している人が見えないと自分の英語が通じているのか不安です。実際どーも伝わってるのか怪しかったし。内容は10分程度で、主に趣味について話しました。あと「LBSの英語コースがあるけど、行く?」という質問もあったので、「うーん、初めての海外生活だから一応行きたいです。」と正直に答えました。

翌日無事に合格のメールをもらいました。英語のConditional付き。おそらく英語テストの段階で合格は決まっていたのでしょう。

7.受験を終えて

大学受験のときは既定路線みたいな感じだったので、受かっても大して感慨がなかったのですが、今回の合格は本当にうれしかったです。自分で学校を選び、約3年にわたる時間と、お金も200万以上つっこんできたので・・・。受験中は「あー、あと20万円払うのかぁ。」などと暗い気持ちになりましたが、合格してみるとそんなことはどうでもよくなります。

ただ、受験は本当に大変でした。1年目にインタビューまで行って「ここはいける」と思った学校に受からなかったときの絶望感。その後次々に来る不合格通知への焦燥感。それにも段々慣れてきて全部の学校落ちたときはあきらめの境地。いままでお世話になった方々に申し訳ないやら、恥ずかしいやら。

僕は今年、帰りの地下鉄のなかで、携帯から合格メールを確認しました。それまでの調子が芳しくなかったので、緊張しながらメールを開いたところ、「...are absolutely delighted to offer you a place...」の文字。思わず、まわりくどいから、とつっこみそうになりました。最初は合格した事が信じられず、何回も文面確認をしました。全てが報われる瞬間。人生でそう何度も味わえないであろう喜びをかみしめました。

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2009.04.03

MBA受験総括 2

3.TOEFL

間違いなく僕のMBA受験中の最大の難関。合計で20回以上は受けたでしょうか。とくに純ドメの場合はスピーキングがネックになると思います。トップスクールを目指される方々は109点以上を目標にされるでしょう。僕もそこを目指したのですが最高点は106点(R:30、L:29、S:19、W:28)どまりでした。ただし、このスコアは今年の3月に出たので、実際には2007年6月の104点(R:28、L:28、S:23、W:25)を使いました。結局スピーキングで23点が出たのは、この回だけだったので。2007年10月に105点もでたのですが、スピーキングが19点だったので、使いませんでした。

日本人泣かせのiBTは、まず1回受けることをおすすめします。回数制限はとくにないですし、テスト会場のキャパも限られているので。また、リーディングやリスニングが25点以上いった場合、早めにGMATの勉強に移行するのをお勧めします。僕もGMATを勉強してから安定してリーディングが28点以上、ライティングも25点以上をとれるようになりました。リスニングも、語彙と文法が強化されればある程度伸びます。それと、受験生の皆さんはやられていると思いますが、通勤時にiPodで英語(BCCなり、CNNなり、市販の参考書なり)を聞き、こちらも27点以上とれるようになりました。

後は受け続けてスピーキングがぽっと上がるのを待つ・・・、という我慢大会。振り返れば全てはスピーキングに行き着くので、漫然と受け続けるよりも、もっと早くスピーキングの集中トレーニングをやっていればよかったかなと思います。100点の壁とかいわれて、それを超えたことで甘く考えていたのですが、実際のトップスクールの合格者をみてみるとやはり105点以上が当たり前のような気がします。(ただ、僕は2年目にスピーキングの訓練をしてもやはり点数あがらなかったで、結果は変わらなかったかもしれません。)

4.GMAT

GMATは2回で目標点に達したので、これだけは唯一計画通りに行きました。アゴスのテキストをやり、OGを全問つぶし、Prepを解きました。この3つに関しては、知らない単語や、疑問点が一個もないように何回も何回も解きました。アゴスの中山先生もおっしゃってましたがGMATの勉強はあまり手を広げない方がいいような気がします。2007年の3月から勉強を始めて、2007年7月に660点(AWA4.5)、8月に690点(AWA5.0)でした。

5.エッセイ

1年目に失敗したのはやはりエッセイに問題があったのかなと思っています。某予備校のカウンセラーを頼みました。彼自身は非常に頭の良い人物だったと思うのですが、今思うとMBAのカウンセリングの経験に乏しかったのだろうと想定しています。何が良いか、何が悪いかの判断を全面的にカウンセラーに依存することになりますので、カウンセラーに関しては定評と実績のある人物を選ぶのがよいと思います。

2年目はカウンセラーを変え、1年目よりは自分に正直に、しかし自信をもって仕上げる事ができました。ここで志望動機やら強みやらのベースがしっかり作れれば、後のインタビューの練習がすごく楽です。

(続く)

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2009.04.01

MBA受験総括 1

MBA受験は本当に大変だった・・・。二度とやりたくないです。記憶が薄れないうちにMBA受験については一通り記録しておこうと思っております。ただ、今はインターフェースの合格体験記とか、各学校サイトの合格体験記とか結構充実していますので、僕の場合は受験テクニック部分はさらっといって個人的な体験を書いていきたいと思います。あ、ちなみに私はリアプリカントです。

Pict0287_s_3(これは昨日燃えるごみ&BookOffに売っぱらったMBA受験のテキスト類です。TOEFL関係は年末の大掃除のときに捨てたのでかなり少なくなってます。)

1.受験を志したきっかけ

私の場合、新卒就職時に海外志向は微塵もありませんでした。外資に就職してもせいぜい「使える現地人」扱いだと思っていたので。それであれば日系企業に就職して、メインストリームで責任のある仕事をするべきではないかと思っていました。

しかし、入社3年目あたりになって、会社の限界が徐々にみえてきました。「このままこの会社にいても、15年後に中間管理職になって、数字合わせの収益予測をつくって、部下の管理に頭悩ませるだけかぁ。」そう考えると非常にむなしい感情がわきあがってきたのです。いっそ転職しようかと思ったのですが、ある人に

「今やりたいことがあるなら、躊躇すべきではないが、そうでないなら5年は我慢したほうがいい。今辞めてもキャリアにならないから、この3年間が無駄になるよ。」

というアドバイスをいただきました。なるほど、そりゃそうだと思ったので、であれば数年後の転職オプションを広げるためにMBAをとったらどうだろうか、これが留学を志したきっかけです。ときに2005年の秋の終わり。ここから今まで、長い長いMBAの戦いが始まりました。

2.スケジュール

2005年秋: プリンストンレビュー(当時)でTOEFLの講座をうける。

2006年春: もともと忙しかった仕事が殺人的に。残業時間が全社TOP10に入って問題になる。何回かTOEFL(CBT)を受けるも、リスニングがはじまったとたんに爆睡。GMATの勉強を始めるも、予備校の授業中に爆睡。ちょうどiBTが始まろうとしてた時期で、こりゃ今年は無理だと悟る。

2006年初夏: 残業問題によりようやく局内ながらも異動になる。新しい仕事を覚えるのに手一杯でしばし受験勉強中断。

2006年秋: 勉強再開、iBT用にTOEFLの勉強やり直し。初回のテストで90点、2回目で96点が出て、「こりゃ簡単に100点こえちゃうんじゃーん?」と思ったが、その後なかなか点数あがらず。

2007年春: ようやくTOEFL100点越え、ただしスピーキングは17点。とりあえずGMATの勉強を開始する。といっても、前回のテキストがあるので、予備校の講座はとらず、不明な点だけネットで質問したり、予備校の教師に個人レッスンを受ける。

2007年6月: TOEFLで104点(S:23点)。スピーキングが過去最高点なので、いったん区切りをいれてGMATに集中。予備校の学校紹介のイベント等に出る。

2007年夏: 7月に第1回GMAT受験660点(AWA4.5)、8月に第2回受験690点(AWA5.0)。AWAの点数もよかったし、そろそろエッセイを書き始めなければならないので、GMATは打ち切ることにする。

2007年9月~翌年1月: エッセイを書いてUSのトップ7校(1st、2nd)に出願。

2008年3月: 全部不合格。がびーん。この時期会社で希望していた海外部署への異動が叶う、という通知があり、半年後には海外赴任といわれ、MBA受験を続けるべきか迷う。

2008年6月: 海外部署に異動。英語も話せないのにいきなりインドに2週間放置。

2008年9月: 段々仕事の内容もみえてきたが、やはりダイナミズムに欠ける点が否めなかったのでMBA受験を再開することに決める。TOEFLを受けつつ、カウンセラーを変えてエッセイを全部書き直し。

2009年1月: LBSを含み7校出願。全てセカンド。

2009年2月: インタビュー3校。

2009年3月: LBSに合格!めちゃめちゃうれしかった・・・。

(続く)

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