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2009.06.29

セルジオ越後の講演会

先週の金曜日にセルジオ越後の講演会「アジェンダ2009 日本サッカーの行方」に出席してまいりました。といっても、僕がサッカーに関心があるわけでは全くありません。友達に誘われ、面白そうなので行ってみました。

この講演会は講談社の人が主催したため、どうやら主要出席者はメディアの方々のようでした。もはや予備校生と変わらない格好をしている自分としては浮かなくて済んだ

肝心の講演の方ですが、思いつくままに日本サッカーについて2時間ほどしゃべるスタイル。元々僕は日本サッカーについては代表戦をテレビで見るぐらいの知識しかなかったので、色々と興味深い知識を仕入れることができました。

「日本のメディアはもっと日本代表について客観的かつ批判的になるべき。今は『感動をありがとう』というキャッチフレーズに代表されるように大政翼賛的。この状況では監督や選手がスポイルされてしまう。」

「日本サッカー協会もいまや利権団体。日韓W杯以降は各クラブに分配金を配ったほど資金的には余裕ができた。一方内部は会長選挙もなくいまだにアマチュア仲良しクラブ。日本サッカーを強くするプランや実行力もなく、金額の規模に見合うプロフェッショナル集団ではない。」

「日本のサッカークラブはスポンサー企業からの出向者が社長を務めている『企業クラブ』。創立の理念である『地域クラブ』まで育ってない。各社長の任期は大体2年で、一様に赤字を減らすような『管理』を求められている。この状況では、サッカービジネスの『経営』を期待できない。」

Jリーグのチーム数の話とか、日本代表の現状、高校サッカー選手権まで、話題は色々とありました。質疑応答も活発で、みんなサッカー好きなんだなぁ、という空気がひしひしと伝わってきました。サッカーファンって独特のファナティックな雰囲気がありますよね。

恐らくこの会に必要なことは、具体的な行動計画をつくることでしょう。目的(日本サッカーを強くする)をどうやったら実現できるか、行動レベルまでブレイクダウンし、誰がやるのかスタッフィングを決め、スケジュールをたて、フィードバックを行う会議などを設定し・・・

しかし、現実的にはここまで踏み込むと「仕事」とほとんど変わりありません。強力で献身的なリーダーが必要になるでしょう。彼らの情熱があれば可能な気がしますが、今のところ具体的な行動計画は「今度サッカーやりましょう!」ということと、「飲みにいきましょう!」という二つのみのようです。ま、一朝一夕に変わらないでしょうから、一日本国民として長い目で期待をよせたいと思います。

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2009.06.24

VISA申請その後

イギリスへのVISA申請却下されてから、アドミッション、英国大使館、在校生、同期とバタバタ情報収集しました。皆さんご協力ありがとうございます。なお、LBS同期が昨日もう一名Refusalをくらいました。後に続く方々のご参考になればと思いますが、、、

1.余計なものは添付するな

あくまで参考情報として出した語学学校の書式でけちをつけられて却下された例があるので、法定のもの以外は出さない方がいいようです。弊社担当者の経験則「添付できるものは何でもつけとけ」はこと最近のVISA申請に関する限りあてはまらないようです。


2.大使館情報さえあてにならない

英国大使館の査証部からアドバイスをいただいて、これで大丈夫かなーと思っていたら

「去年からVISA申請手続きを外部で行なうことになり、大使館の方でも多少混乱があるという苦情を良く耳にします。大使館のアドバイスをあてにし過ぎないほうが良いかもしれません。弊社のWorkpermit申請でもそれをあてにして手続きが滞った経験があります。」

という在校生からの情報をいただきました。結局あたって砕けろか。


3.同じ書類でも結果が異なる

LBSのアドミッションからは「そもそもあなたはLBSの完全なキャンディデイトであり、英語のコースは本コースの一部に過ぎない。他の学生はこれでビザ発行されているので、もう一度トライしてね。」というお達しが。確かにLBSからのビザレターそのものにけちつけられたのはどうも僕だけみたいですが。


4.再審査よりも再申請

一応不服申し立て制度はあるのですが、一度却下された申請に対して反論するよりもさっさと新しい申請を起こしたほうが結果が早く出る可能性が高いそうです。


5.VISA申請は女尊男卑

アーサー王から連綿と続く騎士道精神のなごりでしょうか。いまのところLBS同期内では女性成功率100%(2/2)、男成功率0%(0/3)です。


ちなみに、生まれて初めて英国の移民法なるものを読みました。

英語の豆知識: 助動詞の"may"は法律文章では"can"の意味で使われる。

 例:You may appeal=あなたは不服申し立てができる。

はじめは「あなたは不服申し立てをするかもしれない。」という風に解釈して、なんて英国の法律は曖昧なんだ、と嘆きましたがそうじゃないのね・・・。

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2009.06.23

衝撃のVISA申請却下

すいません、正直なめてました。

本日VISA申請の結果が帰ってきました。審査期間は最低3週間と聞いていたけど実際は2週間弱。よっしゃよっしゃと思って受け取りに行き、封筒を開けたところ、「あれーなんかパスポートの判子がちっちゃいなー、これがイギリスのビザなのかなー。」と思っていたら、なんと衝撃の申請却下。

一瞬よく理解できない。マジで?そんなことあんの?今後の計画は一体どうなるの?

却下理由は書面で記されていて「学校からのビザレターにConditionalかUnconditonalか明記されてないから駄目よん。」

・・・っく。なんじゃそりゃー。

(ちなみに同じ書式で申請した他の日本人同期は申請通った。)

しかし、よくよく話を聞いてみると、どうやらこの手の話は珍しいことではないらしい。他の日本人同期は語学学校のビザレターをLBSのものと一緒に提示したのですが、そのビザレターが日本語で言う”いちゃもん”に近いような理由で却下されてました。LBSのビザレターに関しては何の言及もなし。

当局によれば、書類の不備でNGになった場合は、新書類を添付して再審査を請求できるとのこと。ところが、それをやると審査に最悪何ヶ月もかかるので、申請しなおしたほうがいいという情報もあり。

一回の申請で2万3000円かかるし、書類を作るのも面倒なのでできればやりたくないですが・・・。

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2009.06.20

住民税の話

最近更新がないなぁ、とおもってくださった方。そうです、ネタがないんです。やっぱ出発までアイドリング状態だと、事務手続きやってるかテニスをしてるかで、とりたてて耳目を引く出来事がありません・・・

昨日は住民税を払ってきました。1年分を一括なので合計50万円以上、結構高かった。

この住民税、不可思議、というが恐らく非効率な制度。まず、税額の計算が”去年の年収”に基づいて行われます。よって、今現在仕事がなくても、去年年収があれば、がつんと払わなければなりません。

僕の場合は住民じゃなくなるけど”住民税”を払わなければなりません。これも”去年分を今年徴収している”、という理屈に立脚しています。まぁ、これは払うタイミングがいつになるか、ということだけなのでまだ許せるのですが、奇妙なのは「1月1日の居住している自治体に対して払う」という理屈。簡単に言うと、1月1日に日本に帰ってくれば住民税を払い、1月2日に帰ってくれば少なくともその年は払わなくてすむのです。

どう考えても、「居住した月から払い」「その月の収入から払う」とした方が納得性が高い。いまどき計算はコンピューターがやってくれるし、サラリーマンはどうせ給料から天引きされてるんですから、技術的には可能に思えるのですが。

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2009.06.16

ソニー役員との対談 2

3.インターネットのインパクト

二つ目のインパクトとは、インターネットである。これがそれまでの音楽の流通経路を破壊してしまった。CD時代はメーカーと音楽業界の二つの主体がいて、両者はまさにWin-winだった。まずメーカーは音楽業界が納得するクオリティのプレーヤーを作る。そして、CDが売れればその結果としてプレーヤーも売れる。CDの販売収入は音楽業界を潤す。

ところが、iTunesのようなインターネット配信では、Win-winではない。まず、音楽業者はクオリティに不満である。配信業者は軽いほうがいいので音楽データを大幅に圧縮してしまう。また、PCのスピーカーも標準のものでは音楽業者はとうてい満足できない。この結果、日本ではメジャーな歌手はiTunesに楽曲提供をしていなかった。最近は徐々に変わりつつあるが。

現在、市場には音楽業界、メーカー、配信業者という3つのプレーヤーがいて、3者は消費者のお金をより多く取ろうと争っている。昔アーティストはCDで稼いでおり、コンサートはCDのプロモーションのためだったが、今は配信でプロモーションし、コンサートで稼ごうとしている。当然うまくいってない。かたや配信業者は我侭なアーティストをマネジメントすることもなく、出来上がったものを流すだけでお金をとろうと目論んでいる。業界のためにお金のかかる宣伝なぞしない。かといってメーカー、とくにソニーはこれまでのアーティストとの関係性があるため、評判の悪い配信業務の参入に踏み切れない。


4.グローバルビジネスと為替

なぜ日本のメーカーがこれほどまでにグローバル展開で成功したのか、ひとつの原因は間違いなく円安である。日本の工場でつくり、海外で安い値段で販売する。売れないはずが無い。

韓国メーカーの製品が売れているのもウォン安のおかげであろう。技術的水準はまだ日本の方が高いとおもうが、それを補って余りある価格競争力がある。現在の円高は深刻なマイナス影響要因だ。1ドル100円をきってくると、とても日本の工場で製品はつくれない。既にソニーは70%以上海外で製品を生産しているが、この数字は今後も高まっていく。


5.ソニーの経営課題

ソニーの最大の経営課題はテレビ事業である。音楽や映画などの他の事業はそこそこ黒字(ゲームは赤字だが)で、赤字の大部分はテレビである。欧米の会社であればとっくに部門を切り離しているとおもうが、それをするとソニーではなくなってしまう。

ソニーがかつてのような技術的な創意工夫の工場でなくなり、本社機能の肥大化と会社全体の官僚化が進んでいるという意見もある。ある程度真実であるが、既にソニーは7兆円の売り上げをあげる大会社であり、やむを得ない面もある。今後もその傾向は強まっていくかもしれない。企業規模は縮小はできないのだから。


お話で強く印象に残ったことは二つある。ひとつは、外部環境がいかにビジネスに大きな影響を与えるか、ということだ。我々が事業を語るときややもすると経営者の功罪に意識が集中しがち(『出井会長の失敗』など)だが、所詮それもひとつの経営要素に過ぎないということは忘れてはならない。無能な経営者でも環境がよければ業績は拡大する。

もう一つは、やはり参入障壁のある市場を創造し、デファクトスタンダードを獲得した者こそがもっとも大きな果実を得るということだ。OSマーケットを制覇したマイクロソフト然り、CDマーケットを席巻したソニー然り。

共通しているのは、両社とも単独で事業を行わず、他者とのアライアンス(明示的でないにせよ)を組んだことだ。マイクロソフトはIBMのベンダーとしてMS-DOSで成功をおさめ、ソニーはソフト業界と良好な関係を築きCDを売りさばいた。このような提携関係は競合の参入を阻む特権的な地位を与える。

色々と考えるきっかけの多い、有意義なお話でした。

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2009.06.14

ソニー役員との対談 1

欧米のビジネススクールに行く前にやっていおいたほうがいい、とよく言われるのが「日本の研究」。ということで、日本の代表的なエレクトロニクス会社であるソニーの執行役員の方と対談して来ました。

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この方は大学のサークルの先輩(といっても20年くらい上ですが)で、とても後輩の面倒見がいい。「ソニーについて勉強できるいい本ないですか?」と聞いたところ「俺が講義してやるから本社に来い」と言ってくださったので、甘えさせていただきました。

巷のソニー本はやはり盛田昭夫、井深大という2大創業者に焦点を当てているものが多いのですが、この方のお話はもっと大局的な観点でかつ地に足のついた議論をしてくださり、勉強になりました。

1.ハードとソフトのシナジー

ソニーという会社は1975-1985のいわゆる「VHS VS ベータ戦争」の前と後で性格が異なっている。それ以前は『鉄(=磁気テープ)』に強く、独自規格よりも汎用性の高いフォーマットを採用し『シェアを追及する会社』だった。

ところが、ベータという独自規格を追求した結果負けた。最大の敗因はソフト業者(ハリウッド、レンタルビデオなど)の支持を得られなかったこと。この後ソニーはソフト業者との関係を深めていく、それがCBSレコード・グループ(現、ソニー・ミュージックエンタテインメント)/1988年と、コロンビア・ピクチャーズ・エンタテインメント(現、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント)/1989年の買収の背景である。

1980年代からソニーは音楽業界と良好な関係を築き、CDという規格をスムーズに普及させることができ、音楽業界とその果実を分け合うことができた。シェア追求よりも『市場の創造と拡大』という戦略に転換したとも言える。その後、DVD、ブルーレイについても順調に標準規格を確立している。

2.デジタル技術のインパクト

1990年代に繁栄を謳歌したソニーだが、二つのインパクトが経営に大きな影響を与えた、そのひとつがデジタル化である。かつてのアナログ技術は1人の技術者が天才的なひらめきで新方式を開発することもあり、生産方式は他社が真似をすることが難しかった。言い換えれば参入障壁を築くことが容易だった。

一方デジタル技術は基本的にオープン。例えばいろんな業者からパーツを買ってきて組み合わせれば、テレビが作れてしまう。当然製品はコモデティ化(=メーカーごとの違いがない)し価格競争に陥っていく。

また、ひとつの半導体のTVチップをつくるのに300~400人の技術者が取り掛かっている。必然的に革新的な新技術というのはうまれにくい。さらに、この半導体製品は安定的に生産しているときにもっとも単価が下がるという特徴があり、需給に応じて生産量が調整できない。ある程度商戦期に向けて作りだめしておくため、想定量が売れないと膨大な在庫償却の評価損が発生する。これが前年度の大赤字の原因である。

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2009.06.13

模様替え

ブログの模様替えしました。当然こんな立派なものが僕の力でできるわけもなく、知り合いのデザイナーに手伝ってもらいました。シンプルかつスタイリッシュでお気に入りです。

記事内容が釣り合うようにがんばらねば!

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2009.06.11

VISA申請センターに行ってきた

本日書類一式揃えてVISA申請してきました。日本からの申請の場合は、東京もしくは大阪のVISA申請センターに必ず本人が行かなければならない。

申請センターは新橋の雑居ビルの4階にある。パスポートを警備員にみせて中に入ると、白基調で観葉植物ありの綺麗なオフィス。申請受付係の女性(3名)もカチッとした制服。おぉ、イギリスっぽい(?)。

銀行の電光掲示板番号システムのような感じで、順番に呼ばれる。といっても、「ここではVisaの審査に影響する作業や言動はいっさいしない」と繰り返しホームページなどで宣言されているように、淡々と必要書類がそろっているか調べるだけ。形式チェックだけで内容の審査は一切しない。

僕の申請でひっかかったのが、残高証明書(みずほで発行したポンド換算)。「銀行のレターヘッドが使われていないので、通帳の翻訳も必要。」といわれてしまった。通帳は持ってたので翻訳をしないままマニラに送ることに。無事に戻ってこいよ。

書類確認後に指紋採取と写真撮影をして終了。正味15分~20分ぐらい。なお、係のおねーさん曰く「審査終了まで最低3週間」。しかし、今年同じくLBSに行く先に申請した人が「一週間ちょいで終了したよ。」とも言っており、真偽不明。

最後に、Visa発行する場合のイギリス入国日は「最大学校が始まる1ヶ月前」と設定されている。僕自身は英語のコースに行くのにもうちょっと早く入りたかったので、受講予定のコースレジュメをつけて、「これこれの理由で早入りしたい。添付書類みてちょ。」と追記した。この点に関しては、受付お姉さんの「あ、そうですか。」という軽い反応を見る限りなんとかなりそうだ。どうなることでしょう?

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2009.06.09

面倒なVISA申請

イギリスのVISA発行(6ヶ月以上滞在の場合必要)がこんなに面倒なものとは。

そもそも僕がVISA発行した経験は昨年のインド(Business)のみ。そのときは現地からの招聘状に簡単な申請書類をつけ、写真とパスポートを出して1日で終了というお手軽なものでした。ここまでシンプルでないにしても、学校のサイトやら、在校生からの日本人用サバイバルガイドなどには「VISA発行には大体1週間」と記載されているので、余裕かましてたのですが・・・。

日本人同級生MLに流れてきた1通のメール。

「VISA発行に最低3週間かかって、その間パスポート取上げだって。」

なにー。

どうやら今年の3月に制度が変わってから、審査はフィリピンのマニラでやるらしい。オリジナルの書類は(パスポート含む)太平洋を旅するのである。しかも、場合によっては1ヶ月以上かかることもあるらしい。

ということで、海外在住でイギリスのVISA申請をしようとしている方々は日程に気をつけましょう。「渡英前に日本に一時帰国をして日本でVISA申請したら入学まで間に合わない。かといって、現地で申請するとその間日本に帰れなくなる。」という事態が発生かねません。

加えて、申請書類を書くのも一苦労。例えば、どうやらVisaの申請には学部の成績証明が必要らしいのだが、
”Home > Studying in the UK > Adult students > Applying”
はるばるこのページにたどりついても、何も書かれていない。しかし、
”Home > Studying in the UK > Adult students > Documents and proof > Visa letter > Documents used to get Visa letter”
ここまでいくと、ちっちゃく「Visaレター(LBS発行)に『大学学部の成績証明書を審査に使用した』って書いてあったら、原本提出してね。」と書いてある。まるでパズルを解くかのように分散している情報を収集せねばならない。

また、恐らく多くの日本人にとって厄介なのが、「1年分の学費と9か月分の生活費が28日以上自分の口座にあることを証明しなさい。」というものだろう。当然こんな証明書は日系金融機関は発行してくれないので、通帳を翻訳(翻訳者の署名つき)して提出することになる。
※ただし現在は特別措置期間中で、申請日に必要資金を保有していることを証明すればよい、つまり英文残高証明でOK。

極めつけは、この複雑な制度が数ヶ月単位でコロコロ変わることだ。皆さんイギリスのVISA申請は要注意です。

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2009.06.06

海外での保険

あぁ、社会人になったんだなぁと実感するイベントのひとつが保険営業攻勢だった。今は会社の入り口にゲートがあり、ICカードで管理されているので見知らぬ保険販売員が現れることはほぼ皆無なのですが、その昔、僕が入って半年ぐらいはまだセキュリティが整ってなくて、新入社員をじゅうたん爆撃してました。

僕の同期は、泣き落とし、合コン開催というさまざまな手練手管を行使され、次々に篭絡されていった。僕自身は「死亡保険はいりません。180日しか給付されない医療保険もいりません。半年以上の治療が必要な大病をわずらったときだけの保障が欲しいです。」と、個人的には至極まっとうな依頼をしたつもりだったのですが、たいてい「そんな商品はありません。」といわれてその後2度と相手にされなかった。

ということで、7年間年末調整の保険金控除は白紙で出してきたのですが、さすがに留学するにあたって保険に入ることにした。イギリスの公的医療は無料なのですが、それでも何かあったときに私立の病院にいけるように、ということと、何らかの賠償が必要な場合に備えて。

留学生にはAIGやエースなどの保険会社がメジャーらしく、あらかじめ保障内容をパッケージにした商品がいくつか用意されている。しかし、こと保険に関しては、自由に保障内容を組み替えられる日系の方が使い勝手は上だ。キャッシュレスサービスが受けられる提携病院も比較的充実している。

パッケージタイプだと2年間で20万円ちょっとというのが一般的なのだが、「家族いないし。」「泥棒にとられるものないし。」「救援者もこないし。」と、ややさびしい理由で不要な保障をバシバシはずしていくと、5万円以上節約できる。いっぽうで疾病治療と賠償責任はそこそこ保険をかけることにする。

もちろん保険も安ければいいというものではなく、格安パッケージは要注意。動産保険とかいらないものがついているわりに、肝心の疾病治療などの保険金額が高くない。

ひとつ理不尽だなぁとおもったのが、会社の健康保険。どうせ使わないし、保険金がもったいないので抜けさせて欲しいとお願いしたのだが、「社員である限りぬけられません。」とのこと。もちろんイギリスで病院に行ったら個人の保険に加えて会社の保険からも併給されるのだが、領収書と治療内容を邦訳し、しかも日本の価格基準に従った7掛け還付なので、誰も使わないということ(日本の治療費は安い)。

高額の任意保険を会社が払ってくれる駐在員と一緒にされても困るんだが。まぁ、歯の治療は任意保険でカバーされないから、その分の保険だと思えばいっかぁ・・・。

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2009.06.04

サラリーマンの出世雑感

相変わらず連日連夜壮行会で、会によっては50歳以上の方々にお集まりいただくこともある。先日は主にテレビ局の方々を中心にしていたが、株主総会を控えた時節柄、話題になるのが人事。

といっても役員クラスは既に決まっているため、それ以下の局長や部長クラスの人事がもっぱらの話題。「誰それがどのポジションに行く」「誰それがこのポジションにつくのはあの人のおかげ。」などなど・・・。サラリーマン定番の酒の肴。

うちの業界に特有なのかもしれませんが、僕が毎回違和感を覚えるのは、出世トークになると、異動になる人の”能力”や”ビジョン”なりの話はあまり出ず、その人がどういう”人間関係”によってそのポジションにつくのか、ということが関心の主題になることだ。サラリーマン人生を通じて実感したのは、組織の中で生き残っていくためには”ついていく上の人”を見極める能力が何よりも重要であるということ。仕事そのものよりも。

しかし、みんながそんな内向きの話ばかり考えていると、会社に活力が生まれるはずもない。「誰それと誰それは元上司部下。」「あのポジションに行くと給料が上がる、下がる。」そんなことばかり話していてもしょうがない。みんな何のために仕事をしてるのか?給料を貰うため、あるいは出世のため?それだけではないはずだ。

当時は漠然としていたかもしれないが、やりたいことがあったから、あるいは何かにあこがれて、いくつかの選択肢の中で今の仕事を選んだはず。人事異動の時期には「将来はこのポジションについてこの仕事がしたい。」そんなことが話題の中心になってほしい。また、そこを立脚点にして「あの人がトップになれば何が変わるか」「今度の事業部長は何をしたいのか。何ができるのか。」そんなことを酒の肴にしたい。しかし、残念ながら多くのサラリーマンにとって出世は何かを為すための”手段”ではなく”目的”というのが現実だ。

上場企業のボードメンバーは地位やお金は既に十分持ってるのですから、組織の名称変更ゲームや人事パズルにうつつをぬかすのではなく、「会社の社員」あるいは「社会」に対してどういう貢献ができるのか。その為には何が必要なのか。日々そのこと第一に考えて仕事して欲しい。

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2009.06.02

GMATとTOEFLの勉強

ご質問をいただきましたので、回答いたします。

まだAgosのTOEFLコースを受講したばかりなのでスタート段階も甚だしいのですが、純ドメとしては非常に励みとなります。もし宜しければ、準備段階(TOEFL&GMAT)について具体的にどのように勉強されたのか参考にしたいと思いますのでご紹介いただければ幸いです。(たとえば、Reading、Listeningは毎日こうしたとか)。

昨年一年間はTOEFLを2~3回受けたのみだったので忘れた部分も多いのですが、日常的にやっていたのは、大体こんなところです。

Reading(TOEFL&GMAT)は、詰まるところ「語彙」と「文法知識」があれば解けるとおもいます。よく言われるように、「TOEFLテスト英単語3800」は最低Level3まで覚えましょう。僕が勉強始めた一番最初は、通勤電車(朝30分)でこいつをずーっと眺めてました。あと、問題文でみつけた意味のわからない単語は、かたっぱしからメモって覚えました。

多分これでTOEFLのReadingは25点はいくとおもうので、そうしたらGMATのSentence Correctionの勉強を始めましょう。AGOSの中山先生の講座はよくまとまっていて、分かりやすいしいいと思いますよ。これで文法知識をきちんと再整理すれば、TOEFLの方は28点以上で安定するようになるでしょう。

僕にとって、GMATの勉強は、VerbalのSCが8割、CRとRDが1割、MATHが残り1割ぐらいの時間配分でした。なお、GMATの勉強をはじめた後は、TOEFLの勉強は特にせず、AgosでもらったテキストとOfficial Guideを週末にひたすら繰り返し解いてました。各選択肢の間違ってる部分を完璧に説明できるまで。

TOEFLのListeningに関しては色々とやりましたが、僕は「TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000語」をiPodで聞きつくす、という方法が効果的だったとおもってます。このテキストのCDは録音スピードが速いので、TOEFLのリスニング教材として適当です。とある予備校で教わった方法なのですが、テキストの文書を文単位で分解し、番号をつけたエクセルシートを作成しました。CDを聞いて一言一句完璧に理解できたらチェックしていきます。これを主に通勤時間に行ったところ、Listeningも大体27点以上で安定するようになりました。

勉強の要旨は大体こんなところです。僕はいろんな参考書に手を出すよりも、ひとつの参考書を徹底的にやりこんだ方がいいと思います。また何か質問がありましたら、コメント欄にてお願いします。

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