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2009.07.30

ロンドンにいます

ただいまロンドンにいます。が、家探しなどでバタバタしておりまして、更新できません。落ち着いたらまたセットアップの状況などなどアップします。とりあえず生きていることだけお伝えします・・・

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2009.07.23

さらば戸越

引越しは大変だということを再認識しました。

そもそも月曜日の祝日にテニスクラブの方に誘われてダブルスの草トーナメントにでることになったのが計算違い。試合自体は3勝して一位リーグに行けたので、日本最後のテニスを気分よく終了できました。誘っていただいてありがとうございます。

しかし、それまで荷造りをまったくしていなかったため、この2日ぐらいほとんど徹夜をすることになりました・・・。最後まで使ってるものが多いとなかなかパッキングできません。なんとか荷造りも間に合って、昨日7年間住んだ戸越に別れを告げました。

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「ここから江戸を越える。」から戸越。五反田から都営浅草線または東急池上線で一駅。山手線沿線にくらべれば家賃もぐっと下がるし、日本一長い(?)商店街もある。都内で飲んでても大体タクシー3000円以内で帰れるので、非常に暮らしやすかった。

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いくつか馴染みのお店もできました。ここはうちから徒歩30秒のところにある居酒屋さん。夜中の1時ぐらいまでやっていて、なおかつ定食も出してくれるので、忙しいときはよく晩飯ここで食べていました。

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居酒屋の大将。長年にわたりご馳走様でした!

今は実家で実家送り分の荷物の仕分けと掃除の手伝いをしています。明日はいよいよ出国。

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2009.07.16

VISAゲット

本日無事にVISAを取得しました。お世話になった皆様有難うございます。なお、先日LBSからもVISAの申請状況を調査するアンケートがきたので、学校のほうでも危機意識があるのでしょう。きっと。聞くところによると、あまりにもVISAの審査状況がひどいのでイギリスの語学学校が連名で抗議したとかしないとか。

さて、これでようやくイギリスにいけることになりました。入国日は本プログラムの始まる最大1ヶ月前と決まっていますので、僕は当然のように一番早い7月24日に行くことにしております。

週末にはヤマトから段ボールが届くので、荷造りして、粗大ごみセンターに連絡し、市役所に行って住民票を抜いて、鮫洲にいって免許証を期限前更新して国際免許証を取得、現地の不動産屋にも連絡し、向こうで必要なもの(そんなにありませんが)を買い・・・。出発まではバタバタしそうです。

それと、こちらのブログを会社の人たちにも紹介したので、これをもちまして近況報告を兼ねさせていただきます。飽きられないようにがんばります。

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2009.07.14

山陰旅行

順番は前後しますが、先週生まれて初めて山陰地方を旅行してきました。前回北海道旅行中にふとつれが「出雲大社をみてみたい。」といっていたので、自分も無性に行きたくなりました。

さて、出発は木曜日だったのですが、朝一のフライトにいきなり寝坊。こんなことでせっかくの機会をあきらめられん、と当日に正規チケットを買いなおす羽目になり、3万円の余分な出費。

とりあえず鳥取空港に降り立ち、そのまま教科書でしか知らなかった鳥取砂丘へ。朝はザーザー降りだったらしいのですが、僕がついたときはまさにぬけるような青空。

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さすがに午後になっていたので有名な波紋はみられなかったのですが、巨大な砂浜は一見の価値ありです。

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砂丘は空港から近く、宿に行くまでに時間があったので、ガイドブックでみかけた境港の「水木しげるロード」に立ち寄る。駅から「これでもか」というぐらい鬼太郎のオンパレード。ちなみに漫画バージョンの鬼太郎なので、かっこよくはない。

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とにかくなんでもかんでもゲゲゲの鬼太郎。

松江近くの玉造温泉に一泊した後、翌日に出雲大社へ。残念ながら本殿は改装中でみられなかったが、巨大なしめ縄で有名な神楽殿はお参りできた。なんとなーく、「神道のルーツ」みたいなイメージがあり、さぞかし巨大な神社なのだろうと思っていたが、無駄な建造物があまりなく、全般的にこじんまりしている印象。

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旧暦10月(現在の11月)の神無月には、言わずと知れたように日本全国の神様が出雲に集まってくる。この時期には逆に「神在祭」というものが行われるという。ピンポイントこの時にお参りすればあらゆるご利益を受けられるのでないだろうかと、安易な考えに捉われた。

さて、今回の旅行で一番印象的だったのは、砂丘でも出雲大社でもない。山陰地方の食事である。

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写真は宿近辺の居酒屋で注文した料理なのだが、ことごとく甘い。山陰地方の人にとっては普通のようなのだが、刺身用のしょうゆも、かつおだしがきいていてかなり甘い。はじめはちょっと違和感があるなぁ、程度でむしろ「これはこれでおいしい」と思っていたのですが、全品甘いのでやはり段々と飽きてくる

翌日出雲大社の脇で食べた出雲そばのそばつゆも、当然のように甘かった。鳥取島根(恐らく山口あたりも)出身のお嫁さんをもらう場合は「家庭の味」について要事前合意かもしれない。

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2009.07.13

断髪式

「痛、バリカンがひかかって痛いって!」

さすがに素人がやるとめちゃめちゃ痛い。なんでこんなことしてんだろーなー。

そもそもことの発端は10年前。当時イギリスに留学(半年間の語学留学)する飲み仲間が、代々木公園で「気合を入れる。」という理由で断髪式を行ったのだ。

そして、そう。今回奇しくも同じロンドンに留学する奴がいるということで、10年ぶりに断髪式が断行されたのである。今回は「大和魂を外人に分かってもらう。」だかなんだかの理由。

断髪式の会場はもう10年くらい通っている六本木の飲み屋。

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使用前。焼け石に水という言葉が頭をよぎるが、一応準備でゴミ袋を頭からかぶる。

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そしてこれがバリカン。なぜかペット用。

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よくわからない即席小道具。

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嬉々として順番に剃りこみをいれていく30代~50代の面々。

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色々なものが終了。

フラッシュのせいでハゲっぽくみえるけど、ハゲではありません。意外に髪の毛残っているようにみえるけど、実は結構残っていません。

ちなみに終了時はとてもまともに外を歩けない虎刈り状態だったので、翌朝一番で床屋に駆け込んだ。美容師さん曰く「完璧浮浪者ですね。」「一部の剃りこみが鬼ですよ。」という状況。バランスをとるために、やむなく一番短い長さに揃えることに。今は市川海老蔵クラスの坊主になってます。

入国審査大丈夫かな・・・

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2009.07.09

日本で語学学校に通う

LBSから「30時間以上英語の授業を日本で受けろ」とのお達しがあり、ベルリッツに通っています。お金の面では少々痛いが、そもそも留学中のボトルネックは英語になるであろうことが想像に固くないので、これもいいきっかけだと思うことにした。

思えばここ4年ぐらい英会話の授業を結構受けました。会社の語学研修を3回(週1回90分で半年間)、通訳学校のサイマルアカデミーに約1年間、GABAに3ヶ月、そして今回のベルリッツということになります。合計すれば約210時間ぐらいかな?もっともサイマルアカデミーは半分ぐらいしか出席できなかったけど。

僕の語学学校に対する感想は以下の通り

1.GABA
 プライベートレッスンを売りにしている。時間単価は結構安い。予約は全てWEBを通じてできるようになっており、振り替えも自由で使い勝手がよい。難点は先生の質とカリキュラム。先生は当たりはずれが大きく、大部分の方はあまり専門の教育を受けているとは思えない。カリキュラムも確立していないようにみえる。

2.サイマルアカデミー
 通訳者の養成学校。BCC、CNNのビデオ教材が充実しているし、先生のレベルも高い。グループレッスンしかなかったような気がするが、他の生徒の学習意欲は高かった。難点は振り替えが不可能なこと。加えて、教室数が少なく、交通の便も悪い。

3.ベルリッツ
 比較的教材もしっかりしてるし、先生の質もまぁまぁ。一般的な語学学校と比べるとやや料金が高めだが、変なところにいくよりはいいだろう。難点は先生を選べないことだろうか。

ちなみに弊社の社員は帰国子女がわんさかいる一方で、体育会系は信じられないぐらい英語ができない。入社時に強制的に受けさせられるTOEICでは200点台もいた。鉛筆転がしたってもう少しましな点数になるだろう。

僕は入社時のTOEICは750点で、大卒ドメスティックとしては可も無く不可もなくといったところだろうか。しかし、英会話の勉強を始めると自分の会話能力のなさに本当にあせった。実際、会社のレベルチェックでも、一般の英会話学校のレベルチェックでも、3年前は下から2つ目か3つ目だった。

で、今回のベルリッツによれば、僕の英語力は10段階評価(高いほうが良い)で7ということだった。一応インド人とも最低限のビジネスのやりとりはできるようになったので、まぁこんなもんだろう。なお、何をもって英語が上達したかと聞かれれば、僕の場合は語学学校の授業よりも、地味ーなMBA受験(文法、語彙、リスニング、エッセイ制作)の方が、寄与度が高い気がします。

もちろん、しゃべりはしゃべることでしか上達しないので、語学学校”も”行くべきですが、語学学校”だけ”は、効率が悪いと思います。英検1級でもTOEFLでもいいですが、なんらかの試験をベンチマークに据えてそっちのつまらない勉強も同時にする方が上達は早く、結局のところ授業料を有効に使うことになるのでは(TOEICはビジネスレベルを目指す人には簡単すぎると思われます)。

最後に、ベルリッツの担当のお姉さんによれば、日本人で英会話学校に通う人の英語力の評価は、ほとんどが10段階評価で1~4の間におさまり、そのなかでもボリュームゾーンはレベル1と2だそうな。やはり日本語と英語の距離は遠い・・・

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2009.07.06

VISA再申請

本日ウィンブルドン決勝明けで眠い目をこすりながらVISAの再申請に行ってきました。余談ですが、昨日の決勝戦はいい試合でしたね。フェデラーがあっさり勝つかと思ったらロディックも進化してて、結局ファイナルセットまでもつれ込みました。僕はロディックのユーモアのあるところが好きなので、もう一回ぐらいグランドスラム勝って欲しい。

さて、まだまだ終わらないVISA申請。どうやらイギリス本国でもVISA申請却下がちょっとした社会問題になっているようです。LBS在校生から教えていただいたフィナンシャルタイムズの記事によれば

一番極端な例ではつづりを一字間違えただけで申請が却下された例もある。このままではイギリスが海外留学生の受け入れを拒否しているという評判がたち、英国経済にとっても打撃になるだろう。」(大学へのインタビュー)

なお、VISA申請は形式審査のため、申請者の身分に関係なく、書類に問題があれば却下されているようです。官費留学(政府スポンサーレター保持者)の人たちはさすがに大丈夫だろうと思っていたのですが、官僚の先輩の話によれば、結構イギリス留学者は書類不備を指摘されて却下されているということです。

僕個人に関しては、英国大使館の査証部から「もう一度申請するのなら、あなたが完璧な資格保持者であることを証明する何らかのサポートレターを大学からもらったほうがよい。」というアドバイスをもらったため、LBSに一筆書いてもらっていました。もっとも、レターにサインする人が出張中とかでちょっと遅れてしまいましたが・・・

VISA申請センターが混んでいるというウワサを聞いたので、早めの8:00予約。しかしそれでもセンターに着いたら10人待ち。しかも僕の前の申請者の方々はことごとく受付でトラぶっている。

「本日の12時より前に来ていただければ再度受付します。それ以降ですとあらためて予約を取り直してください。」

と、いわれた人も1人や2人ではない。ちらっと隣をみたら、なんと会場についてから申請書類に記入しているつわもののお姉さんもいました。結局待ち時間は40分ほどになり、その間ベンチでスヤスヤ寝てました。

当局に言わせれば、「VISA申請者はホームページちゃんと読んでこい。」ということなのでしょうが、やはり複雑怪奇なシステムと、わかりにくい情報開示が混乱を生んでいるといわざるをえません。我々と違って横のつながりで情報収集とかできない人も多いでしょうし。ちなみに、僕は2回目なのでさすがに受付はスムーズで所要時間5分。外に出ると雨がふってたので、ずぶ濡れになりながら原付で帰りました。

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2009.07.03

貧困の終焉 2

ジェフリーサックス著「貧困の終焉」についての続きです。

この本を読むと、『知性』とは偏見や思い込みを廃し、膨大な客観的なデータから意味のある事実を抽出し、論理を構築して結論を導きだすことなのだ、ということが実感できます。ひとつおもしろい一節を引用させてください。ちょと長いですが。

「ある社会の貧しさや豊かさが、そこに住む人々の価値観を単純に繁栄した結果だと思い込んでいる人は多い。最近のある調査ではアフリカの貧困の原因は、仕事嫌い、個人主義への抑圧、非合理的な考え方にあるとされていた。(中略)価値観のちがいによって社会全体が貧困に陥るよう運命づけられているという考え方は昔からあるが、これはほとんど無意味である。」

「かつて、貧困国の人々は怠惰で無気力だと-ほぼ例外なく-非難されたが、国が豊かになったとたん、その経済成長は”勤勉”によるものだと説明される。日本がよい例である。外国人が始めて日本を訪れるようになった1870年代、日本社会はけっして貧困から逃れられないといわれていた。」

「文化に関する議論には大きな問題がふたつある。もっとも重要なのは、文化が経済市場の時期や状況とともに変わっていくということだ。(中略)文化的な価値観のすべてがそう簡単に変わるものではないとはいえ、経済発展の邪魔になるような要素は、たいてい-すべてではないにしても-変わっていくものだ。」

「二つ目の大きな問題は、文化を根拠にした説明のほとんどが、計量化できる証拠ではなく、偏見にもとづいていることだ。議論はたいてい堂々巡りになる。貧しいのは怠惰だからである。なぜ怠惰だと決め付けているのか?それは彼らが貧しいからである。このような説を広める人は生産性の低さが怠惰や努力不足のせいではなく、資本の投入量が不足しているせいだという事実を理解していない。(中略)社会学者が、仕事、育児、教育に対する社会の態度を具体的に調査しようとするとき、ステレオタイプの思い込みは壊される。」

インドのサービスクオリティの低さを経験した自分としては、「やっぱり日本人は職業倫理が高いのかなぁ」と素朴に思っていました。僕がインドに関わるようになってから、同種の意見を他人から聞いたことは何百回とあります(インド人ですら「インド人はLazy(怠け者)だから」といっていました)。しかし、そもそも従業員のインセンティブ制度などの労働条件が違うでしょうし、インフラ状況も全く違います。日本人でも同じ状況におかれたら同じように行動しているかもしれません。

これから海外で暮らす自分にとって大事なことを突きつけられたような気がします。まさしくこの本は自分の蒙を啓いてくれました。皆さんにもお勧めいたします。

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2009.07.02

貧困の終焉 1

ジェフリー・サックス「貧困の終焉」は素晴らしい本です。

皆さんは著者のジェフリー・サックス教授をご存知でしょうか?1984年に若干28歳でハーバード大学の経済学教授となり、30歳以降数々の発展途上国の経済顧問に就任。現在はコロンビア大学の地球研究所の所長で、今でも現役の開発経済の第一人者です。

僕は平均的な日本人なので、これまでボランティア活動や社会活動に大して興味がなかったのですが、MBAを志してから考え方が変わりまして細々とその手の本を読んだり、自分でもささやかな寄付活動をしてきました。

そんな中、最近ふと手に取ったのがこの「貧困の終焉」。日本語訳も大変わかりやすいのでぜひ読んでください。まず、サックス教授は疾病や飢餓で生命の危機にさらされている貧困層について、彼らがなぜ「貧困の罠」に陥ってしまうのか、以下の点を丁寧に解説します。

貧困の原因としては、一般にはカースト制度などに代表されるように社会的、文化的、宗教的な背景が取り上げられがちだが、多くの場合それらは偏見に過ぎず、むしろ世界市場とのアクセスの容易さ、農業に適した自然条件など地理的要因や政治的要因によって規定されることが多い。

しかし、ひとたび「発展の一番下の梯子」に足をかければ、その後は生産性が上昇し自律的な経済発展がはじまる。ただし、その為には閾値を超える最低限の初期投資が必要であり、それなしでは貧困が貧困をよぶ状況から抜け出せない。また、最低限の初期投資は対外援助以外にはなしえない

この本は僕の無知にいくつも気づかせてくれました。一例をあげると『貧困国に対する債務削減』。今ではサミットやG8などがあるたびにこのテーマでデモが起こりますが、僕はこれまで「借りた金は返すのが当たり前だろう。」と漠然と考えていました。

しかし、サックス教授は下記の点を指摘します。

  • 前世代が作った債務のために今現在子供たちが教育を受けられず、生命すら危機に瀕しているという根本的な倫理的問題。
  • 「貧困の罠」に陥っている国々は、対外債務の返済を求められたところで所詮返せない。さらに、巨大な対外債務があるとそれ以上の貸付は促進されず、いつまでも社会資本が蓄積されない。
  • しかし、ひとたび借金の重荷から開放されれば、新たな投資が促進され、援助国被援助国双方にとって歓迎すべき自律的発展が始まる可能性が高い。第2次世界大戦後のマーシャルプランが歴史上の成功事例として存在する。
  • しかも、その為に必要なお金は驚くほど少なく、債権放棄を含めた必要な援助額は先進国のGDPのわずか1%以下である。
言われてみれば当たり前なのですが、無関心だった自分がちょっと恥ずかしくなりました。長くなってしまったので、第2回で続きを話させてください。この本が開発経済に限らない『知性』についても考えさせてくれることについて。

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