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2009.12.31

MBAの受験生へ向けて

今年ももう終わりですね。

去年の今頃は1月のビジネススクールの願書提出に向けてエッセイを仕上げてました。あの頃は、そもそもどの学校にも受かる確信がなかったのですし、LBS以外は全部アメリカの学校に出していたので、まさか一年後にイギリスにいるとは想像だにしませんでした。

WhartonにいったYoさんがMBA受験生に向けて応援メッセージをブログに投稿していたので、僕も今現在苦しんでいる受験生へ何かのたしになればと思って、のっかることにします。

昔から人を応援するのは下手なので、これでポジティブな気持ちになっていただけるのか、全く持って自信はありませんが・・・

MBA受験は本当に孤独でつらい過程です。特に英語圏でのまとまった生活経験がないと、かなり厳しいディスアドバンテージをはじめっから抱えることになります。

おまけに日本人がトップスクールに入るのは近年難しくなっています。クラスの一割以上が日本人だったのは古きよきバブル時代の話であり、10年前と比べても減少しています。全世界でビジネススクールの受験者が増えていることもあり、大抵のビジネススクールで、日本人比率はいまや1~2%程度ではないでしょうか。

つまりどんなにがんばっても、合格できる保証は何もないわけです。実際僕も1年目は全部落ちましたし。しかも、それだけ苦労をして無事合格したとしても、それまでの投資(失う給料を含めれば4000万近く!)が回収できる保障は何もありません。ひょっとしたら大企業で要領よく、大過なく人生を過ごしたほうが実質的な実入りはいいかもしれません。

また、社費の人も社費なりの「指定校に受からなかったらシャレにならない」というリスクを背負っています。

しかし、MBAをとろうと真剣に考えてる人たちにとっては、こんなことはもう先刻承知でしょう。「MBAをとったら後はばら色のキャリア」なんて古典的な考えの人は、もはやいないと思います。

それでもなぜ多くの人たちがMBAを取ろうとするのでしょうか。

多分それはどんな形であれ、自分を成長させたいと考えているからではないでしょうか。知識であれ、キャリアであれ。そういう意思を持つことが、僕は賞賛に値すると思っています。

MBAの受験を志している方たちの中には、本当にこれが正しい選択なのか、迷っている人は多いことでしょう。「MBAを持ってても仕事のできない奴は多い。」「MBAは頭でっかちが多い。」「しょせんMBAで習うことは表層的。教科書を買えば学べる。」そんなネガティブなことを耳にする機会があるでしょう。率直ににいえば、聞き流しておけばいいのです。

別に僕はMBAを礼賛するつもりはありません。そもそもMBAも数ある人生のオプションのひとつに過ぎません。僕は今でもここにいることが将来の自分にとってプラスになるのかマイナスになるのかが、わかりません。

どっちにしろどうなるのかわからないのであれば、現状に甘んじて評論家になるよりも、たとえ最終地点がみえていなくとも、現状を前向きに変えようと一歩踏み出したほうが、ずっと人生面白いのではないのでしょうか

というこことで、受験生の皆さん。僕は皆さんの方向性は間違ってないと思います。出来る限り応援させてください。既に人事を尽くされていることでしょうから、後は皆さんの幸運を願っております。

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