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2009.12.29

クリスマスはベドウィン族の人たちと

ただいまアンマンの空港で午前2時。エジプト-ヨルダンの旅も今終わろうとしています。ヨルダンで印象に残ったことをいくつか。

1.アメリカの影響

ヨルダンは中東アラブ諸国で唯一親欧米国。イスラエルと国交を結んでいます。そのおかげで、年間数千億円の援助をアメリカからもらっているそうな。

ということで、観光地はアメリカ人だらけ(発音から判断するに)。普通に英語が通じますし、価格も観光地プライスで、ほぼ日本と一緒のお値段です。死海ほとりのリゾートなんか、完璧にアメリカナイズされてました。

しかし、一方でアンマンを半日だけ歩いた分には、ほとんど観光客をみかけず、アラブ系の人たちばっかでした(元々住民の半分がパレスチナ難民)。ヨルダンは中東でもっとも旅行がしやすい国と言われておりますが、一部の観光スポットに外国人は集中しているようです。

2.ぺトラ遺跡

ヨルダン随一の観光スポットといえば、ぺトラです。僕も来るまでは名前すらしらなかったのですが、インディジョーンズ「最後の聖戦」の宝物殿のロケ地といえば想像がつくでしょうか。

この町は紀元前1世紀ごろにナバタイ人によって作られ、中東の交易中継点として繁栄しました。が、その後徐々に衰退し、7世紀ごろにはほとんど歴史から忘れられてしまいます。その後ローカルのベドウィン人にかすかに伝わっていた遺跡が、19世紀前半にスイス人の探検家によって「再発見」されました。

ぺトラ遺跡のすばらしさは僕の稚拙な文章力では伝え切れませんが、訪れて後悔することはないでしょう。細い渓谷の底を1キロ以上歩いたところに突如現れる、岸壁に刻まれた神殿らしき建物、何時間も歩いた山の上にある、荘厳で巨大な祭殿・・・

ここにきてよかったなぁと素直に思えます。

3.ベドウィン族

ベドウィン族なんて教科書でしか知らなかったのですが、この地にはちゃんと実在しています。一部昔ながらの放牧も営んでいるようですが、この地では定住して観光客相手で生計をたてているものと思われます。

彼ら馬やロバ、ラクダを保有しており、これらの動物に観光客を乗せています。ちなみに通常の観光ルートを馬に乗っても、10分で終了してあまり面白くありません。が、たまに「追加料金で特別ルートにいかないか?」と声をかけてきます。

エジプトだったら断るべきでしょうが、ここぺトラの地ではイエスといっても損はありません(もちろん危険はあります。僕は疾走している馬から岩場に落馬してマジで死に掛けました。その他、各種犯罪に巻き込まれる可能性などもあるでしょう)。

我々は2日間ぺトラを散策して、2日ともベドウィンに誘われて裏ルートに行きました。馬やロバの背に揺られながら、広大なぺトラの岩石の山々を眼下に見下ろす、すばらしい体験ができました。

ついでにベドウィンの人に誘われて、夜は砂漠の岩場でベドウィン式BBQに挑戦しました。広大な砂漠でベドウィンの人たちが焚き火で焼いてくれるヤギの肉。土の中で作った蒸し料理。

「食事の前は手を洗いましょう。」という日本人の衛生感を根底から吹き飛ばす環境(泥こねた土で肉をちぎって渡してくれるし)ですが、月明かりと星の下、岩場に鳴り響くアラブの独特な音楽。あまりにも非日常的な光景。これが僕の31歳のクリスマスでした。

最後に、死海のリゾートもそれなりに楽しめるということを付け加えておきます。死海なんてこれまた語感から地の果てみたいなイメージをもっていましたが、完璧にリゾート化されているので、家族連れでもすぐに浮遊体験が楽しめます。

そんなこんなで、ヨルダンはお勧めの観光スポットです。

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