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2010.02.10

トヨタの続報

プリウスのリコールが続いたので、相変わらずこっちでもトヨタの件はニュースになってます。ただ、最近ほんのちょっと報道の風向きも変わってきたかなぁ、という印象もあります。

まず、僕が見ているのは朝学校に行く前と夜家に帰ってきてからのBBCなのですが、基本的にリベラル/左よりで知られているBBC、トヨタのニュースも「またもやトヨタから、ひとつブランドの輝きが消えていきました」みたいな感じで始まります。

ヘッドラインがこんな感じなので、当然全体の報道はネガティブトーンです。ですが一応たまにコメンテーターやユーザーが登場しまして、彼らの発言は比較的冷静かつバランスがとれているような気がします。

スタジオ「実際に問題を感じたことはありますか?」

ユーザー「はい、昨年のクリスマスに雪道を運転しているときに、報道されているような問題を感じました。ただ、ブレーキが利かなくなるのはほんの一瞬で、はじめは自分の運転技術の問題だと思いました。その後同様の現象が何回かおこったのでディーラーに電話しました。そのときはディーラーは問題をよくわかってないようでした」

スタジオ「その後どうなりました?」

ユーザー「先日のリコール発表から状況が変わりました。、昨日ディーラーに改めて連絡したので、この後リコールをする予定です。今はディーラーの返事待ちです」

スタジオ「明らかに今回の事件でトヨタのブランド、信頼性、耐久性などに傷につきましたね。それでもあなたは次もトヨタを買いますか?」

ユーザー「私もそういうブランドイメージを持っていたので、それがトヨタを買った大きな理由です。今後も買うかどうかは今回の件の対応をみてから判断したいと思います」

スタジオ「ディーラーがこの番組をみてれば、すぐに連絡があるでしょうね。ありがとうございます」

あと、アメリカのコメンテーターの意見としては

「確かにブランドイメージは傷ついた。トヨタといえば、お買い得、安全、耐久性があるという印象がつよく、それが世界全体が不景気になってから、同社の強みとなってきた。しかし、一連の事件で無条件に信じられるブランドではなくなってしまった」

「ただ、客観的にみれば、この欠陥がリコール対象となるかどうかは判断の余地がある。サービスキャンペーンなどで対応することも可能だったかもしれないが、ブランドイメージを考慮して敢えてリコールに踏み切ったというのが私の印象だ。まだ最終的な判断はできないが、問題が公になってからは比較的よく対応しているという気がする。」

って感じでした。僕は日本人なので、視点がトヨタ寄りなんでしょうけど。あと、これはイギリスのニュースなので、アメリカはまた報道のトーンが違うでしょう。

今回の件で感じたのは、やっぱりトップがメッセージを出すのと出さないのでは、その後の反応が違ってくる、ということです。豊田社長自体の会見はパッとしないですし、発表内容もまだまだ不十分なのかもしれないですが、連日の記者会見で少なくとも社長が責任逃れをしようとしている、というトーンなくなってきました。

とはいえ、報道は全体的にまだまだスーパーアゲインストです。1年や2年の利益を吐き出してもトヨタならどうってことないでしょうから、是非迅速に対応して欲しいものです。

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