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2010.06.05

中国の為替戦略 1)

試験の息抜きにマクロ経済で思いついたこと。LBSの図書館には過去の遺産なのかなんなのか、日経の衛星版がありまして、私もありがたく拝読させていただいております。で、最近ひそかにホンダの中国工場で賃上げストライキが起こったというニュースに注目しておりました。

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まさに授業で習ったとおりのことが現在進行形というのは興味深いものです。

ストライキや賃上げの原因は色々あるのでしょうが、多分今後はインフレがそのひとつになるでしょう。つまり「物価があがっているので、俺達の給料もあげてくれ」ということですね。なぜ物価があがっているのでしょうか。それはすなわち、中国の中央銀行がお金をものすごい勢いで刷っているからです。

たとえば、中国人民銀行の発表によると・・・

 2010年4月のマネーサプライ増加:21.48%

 2009年GDP成長率:6.3%

以前のエントリーでも書きましたが、必ずしもマネーサプライと物価は短期では相関しないのですが、これだけ差があればインフレにもなるでしょう。。。ちなみにGDP成長率とマネーサプライの関係はこんな感じ(りんごと100円玉だけしかない世界を想定。クリックすると拡大します)

China_2 

ということで、GDPの伸び以上にお金をすれば、当然お金が余ってモノの値段は上がるわけですね。行き過ぎると、バブルです。

さて、インフレがあんまり激しいと冒頭にみられるように国内経済が混乱しますので、色々と困るのですが、中国政府は輸出を増やすためにお金を刷らざるをえないのです。中国のGDPの実に20%が輸出です。安い労働力を持ちながらも、さらに元を刷って為替レートを低く保ち、輸出を増やしているわけですね。具体的にどうやって為替レートを誘導しているかというと、結構原始的で、せっせとお金を刷ってドル(米国債)を買っているのです。

すいません、思ったより長くなってので、続きはまた今度。

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