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2010.08.29

色々初体験

夏休み一週間目です。色々お世話になった方々にご挨拶しつつ、ささやかながら色々と初体験に挑戦しました。

【日曜教会(ミサ)】

興味があったので、初めてサレジオ教会のミサに参加しました。参加者は年配の方が多かったように見受けられましたが、これは国を問わず共通の現象のようです。肝心のミサの内容ですが、道義的にはいろいろと納得のできることも多いのですが、やっぱり神様を信じていない身では本当に教えの内容を理解・得心できるところには至らないのかなと思いました。そもそも信仰なので当たり前ですが。

そういえば、外国の友達の「君ってクリスチャン?」って聞いたときに、「そうだよ、神様信じてるもん( I believe in God)」とまず最初に言われたことを思い出しました。

【初スタイリスト】

もう何年も行っている美容院が渋谷にあります。いつもは店長さんにきってもらっていたのですが、最近8月に前々から知っているアシスタントの子(といっても年齢は僕とあまり変らない)がスタイリストに昇格したということで、それならばと切ってもらうことにしました。

なんでも、美容師の世界は重労働かつ薄給なので、志望者は多いものの離職率も高いそうです。彼女が何年も毎日シャンプーをしていたことを知っているので、長年の努力が実ったことを思うと本当にうれしくなります。さすがに店長と比べると手際は劣りますが、「店長のお客さんに失敗はできません!」と丁寧に仕事をしてくれました。

何年か彼女にお願いして、いずれ彼女が一人前になったら別のアシスタントの子に切ってもらおうかなぁ・・・。気が早いですがそんなことを考えました。

【初献血】

帰り道に時間があまったので、初献血にもいどみました。そういえばロンドンで無償の血液が有償の血液製剤に変ることに医者が憤ってましたが、だとしても献血の必要性が薄れるはずもないので、それはそれとして献血させていただきました。

所要時間は1時間程度でしょうか。土地柄若者ばっかりで、バリバリ金髪にしてるおねーさんとかもいて面白かったです。

ちなみに厚生労働省の調査によると10/20代の献血率(恐らく人口に占める献血経験者/年の割合)は20数年前は15~20%だったのですが、現在は5~6%だとか。ウェブだと「助け合い精神の磨耗」という論調になっていますが、20年前と比べて日本人は薄情になったんでしょうか。学校・企業の集団献血の廃止とか、安易に精神論に持ち込む前に制度面の変遷もきちんと調査したほうがいいと思いました。

ただ、献血が足りてないのは事実らしいので、広告会社にいたら芸能事務所(AKB48とか)とフジテレビとかと組んで、赤十字社と厚生労働省後援で献血キャンペーンを提案してもおもしろいかもと思いました。お台場XXXとか汐留XXXとかの合同企画にしてもいいかも。

全国の献血所とかでポスター掲出とかやれば、それなりに露出あるし、イメージアップにもなるし、芸能事務所からしたら一応「損はしない(機会損失はあるけどたいした事はない)」と思うんですよね。メディアにしても、ニュースネタが自社でつくれし、広告会社がめんどくさいこと(すなわち事務所交渉)を全部やってお膳立てしてくれるなら、別にいいじゃん、となるような気もします。

来年日本に帰ったら、色々知り合いに相談してみようかな。でも、似たようなこと考えて撃沈している人たちも多そうですね。「やっぱりきれいごといってもギャラと媒体費がいるんだよねー」みたいな。

まぁ、ひょっとしたら音頭をとる人がいればあっさり実現するかもしれないので、アイディアはとっときましょう・・・。

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2010.08.22

実家に帰ってきました

さて、LBSの夏休みも残り少なくなってまいりましたが、最後ぐらいのんびりしようと思って実家で3週間ほどのんびりしています。なんだかんだいって社会人時代はあんまり休まなかったし、MBAも一年目はそれはそれで忙しかったので、こんなに長い休みは本当に学生のとき以来です・・・。

しかしのんびりといっても私には重大なミッションがあります。そう、増えすぎた体重を落とさないといけないのです。

MBAいって半年ぐらいはそんなに太らなかったのですが、毎週末4~5時間テニスをしていた日本時代に比べれば運動不足は明らか。後半にぐぐっと猛チャージしまして、同じように全く運動してなかった社会人一年目時代の最高体重にめでたく達しました。

これから帰るまでに毎日ジョギングします(公にして自分にプレッシャー)。できれば10kmぐらい・・・。目標はイギリスに帰るまでに3キロ減!1週間で1キロずつ。昔は達成しましたが、今はどうなることやら。

ところで、我が家は横浜(?)の郊外にあるのですが、鈴虫は鳴いてるし、東京に比べたら全然涼しいし、やっぱりど都心よりはこっちのほうがいいなぁと思うのでした。もっとも、何年も無縁だった蚊の方々にもめでたく再会しましたが・・・

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2010.08.17

選択科目

久しぶりに学校の話題を。

ちょうどこの時期が、2年目の第一次選択科目に締め切りです。LBSは他の多くの学校のようにビッティング制をとってません。生徒が優先順位をつけて申し込み、後は純粋な抽選になります。選に漏れた場合はこれまた抽選の結果順番にウェイトリストにのります。一定期間中に「Add & Drop」が行われるので、運がよければ繰り上がります。

プログラムオフィス曰く、「このシステムの方が柔軟に対応できるし、結果的に生徒が希望する科目を多くとれるから」ということだそうな。確かに、今日も「あなたが申しこんだ授業のスロットがひとつ増えました。新スロットでもいいという人はまだ空きがあるので、そちらにアプライしてください。」というメールが来てましたし、それなりにがんばっているようです。

純粋な持ち点ビッティング制度より人間味があるような気がするので、僕はこちらのほうが好きです。

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2010.08.09

続MBA取得後 君たちはどう生きるか

これは最近読んだ書籍のタイトルです。父親を亡くしたコペル君という中学生が精神的に成長していく様を描いております。コペル君のいくつかのエピソードに対して、父親代わりの叔父さんが手紙でアドバイスを送る、という形式で書かれています。

実はこの本、はるか昔中学時代に塾の先生に紹介されたことがあるのですが、読むでもなくすっかりと忘れていました。一年ぐらい前に某ブログで紹介されておりまして、今回他の本を買うついでに、ふと思い出しまして買ってみました。

で、感想は・・・すばらしい本です。これからビジネススクールに行く方は、英語の参考書やグロービスの参考書の前にぜひご一読を。MBAのその先を考えたときに、コンサルも外資金融もよい職業だとは思いますが、そもそも「自分が何のために生きているのか」を忘れないために。

まず本を書かれた背景にずっしりとくるものがあります。


『君たちはどう生きるか』は、そのタイトルが示す通り、そして、本書が1935年10月から山本有三の編纂され、1937年7月に全16巻が完結した『日本少国民文庫』の第5巻で最後の配本であり、「少年のための倫理の本」(303頁)であった。

1935年といえば、すでに4年前に満州事変が起こり、国内では日増しに軍国主義の色彩が強くなっていった時代であった。この『日本少国民文庫』もまた、こうした情勢を意識したものであった。すなわち、「先生(山本)は、少年少女に訴える余地はまだ残っているし、せめてこの人々だけは、時勢の悪い影響から守りたい、と思い立たれました。

先生の考えでは、今日の少年少女こそ次の時代を背負うべき大切な人たちである。この人々にこそ、まだ希望はある。だから、この人々には、偏狭な国粋主義や反動的な思想を越えた、自由で豊かな文化のあることを、なんとかしてつたえておかなければならないし、人類の進歩についての信念をいまのうちに養っておかねばならない、というのでした。荒れ狂うファシズムのもとで、先生はヒューマニズムの精神を守らねばならないと考え、その希望を次の時代にかけたのでした。


とはいえ、内容は「道徳の本」に象徴されるような説教くささが全然ありません。中学生向けですから、文体も重々しくなくすらすら読めてしまいます。しかし、叔父さんのアドバイスはひとつひとつがシンプルだけれども深い。僕の本はさっそく友人に貸してしまったので細かいところは覚えていませんが、心に残ったおじさんのセリフをいくつか。

「いいかい、本当にえらい人っていうのは、世の中の役に立つ人のことなんだ。世の中にはえらそうに見える人がいっぱいいるけど、ふんぞり返って何の役にもたってない人達は本当はちっともえらくないんだぜ。」

「世間には、他人の眼に立派に見えるように、見えるようにと振舞っている人が、ずいぶんある。そういう人は、自分がひとの眼にどう映るかといいうことを一番気にするようになって、本当の自分、ありのままの自分がどんなものかということを、つい、お留守にしてしまうものだ。僕は、君にそんな人になってもらいたくないと思う。」

「いや、この先は、もう言わないでも、君にはよくわかっているね。君のような恵まれた立場にいる人が、どんなことをしなければならないか。どういう心掛けで生きていくのが本当か、それは、僕から言われないだって、ちゃんと分かるはずだ。

君のなくなったお父さんといっしょに、また、君に一生の希望をかけているお母さんといっしょに、僕は心から願っている―

君がぐんぐんと才能を延ばしていって、世の中のために本当に役に立つ人になってくれることを!」

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2010.08.01

MBA取得後

最近季節柄「MBA志望の人たち」によく会いますし、これから出国される方々にもよくお会いします。日本からいかれる方々は相当数の割合が「社費派遣」なので、あまり転職先に悩むことはないのでしょうが、私費の方々は当然次の職を常に頭に考えておられることと思います。

ビジネススクールは様々な捉え方ができると思いますが、「転職専門予備校」としての性格が大きなウェイトを占めていることは誰も否定できないでしょう。

でも、入ってみて思うのは「実は転職の選択肢はあんまり多くない」ということじゃないのか、とも思います。所詮3分の1は金融、3分の1はコンサルに行くわけですから、この2択以外のところをもとめようとしても、情報もコネクションも限られる、という印象を持ってます。

それでも欧米だと転職も一般的ですし、MBA後のキャリアパスが根付いているので、伝統的な大企業でも色々と選択肢はあります。ところが日本の普通の大企業だと、主要ポストに転職者を起用することはあまり一般的ではなく、そういう選択肢が全滅してしまいます(転職するだけなら可能でしょうが、わざわざ窓際族になってもしょうがない)。

といっても僕も古い企業にいた身ですから、アナクロニズムや閉鎖的な仲間意識のみによって転職者が冷遇されているとは思いません(それもあるでしょうけど)。もっとも大きな原因は、転職者には社内ネットワークが不足しているので新卒採用者に匹敵するだけのパフォーマンスを出すのが難しい、ということじゃないかと思ってます。

例えばある課題があったときに、社内のどのリソースを使えばいいか、ということが転職者には皆目検討がつかない。現在インフォーマルな人事情報がオープンにデータベースになっていて(広告会社だったら自動車会社何年担当、営業何年担当、関わったCMやキャンペーンのリスト、受賞内容、イベント実績云々かんぬん・・・)、さらにそういう他部署からの要請に対して協力することが評価されるようなシステムが整っていれば、転職者でももっと活躍できる可能性はありますし、採用にも積極的になっていくと思うんですが。

ちょっと話がそれましたが、そういう事情があるのでコンサル金融以外だと、非常に選択肢が限られて、いわゆるP&Gやマイクロソフトのような外資、あるいは楽天やアマゾン、グーグルみたいな新興企業しか選択肢がなくなってくるわけですね。

これは別にMBAの人たちの為だけに言っているわけではないのですが、日本の大企業ももっと社内リソース(主に人材)を活用できるようなシステムや体制を整えれば、ひいては社外の優秀な人を取り込むことにもつながりますし、新規事業の育成や収益性の改善、人材配置の適正化など、閉塞感が多少打破できるのではないかと思うのですが、どうでしょうか(例えばリクルートの社内公募システムとか、話を聞く限り結構進んでるし、ちゃんと機能していそう)。

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