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2010.10.11

”中国の為替操作を止める合法的な方法”

ちょっと最近為替にエントリー内容が偏っておりますが、面白い記事をみつけてしまったのでもうひとつだけ取り上げさせてください。

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中国がドルベースで為替操作をしていることは広く知られている事実(具体的には元を刷って米国債を買っている)ですが、これに対して米国議会は9月24日に下院で制裁法案を可決しました。つまり「けしからんから中国からの輸入品には高関税をかけてやる」ということです。
(ちなみにLBSでこの話題になったときはみんな失笑してました「どっちもどっちだな」という空気でした)

しかし、この方法はWTOの第1条「全て貿易相手国は平等に扱われなければならない」に思いっきり違反しています(原文こちら)。

自分の都合のいいようにルールを変えることができるのが覇権国家というものですが、さすがに国際社会との摩擦はできればさけたいと思うことでしょう。そこで、ネットを眺めていたら面白い主張をみつけました。

”中国の為替操作を止める簡単で合法的な方法”(原文こちら

ちなみにヒントは僕が以前書いた以下のエントリーの中にありました。

なんと、オバマ大統領の財政出動(減税、医療補助、教育補助)は中国がお金を貸して支えてるんですね(エントリー全文はこちら

このエコノミストの主張は以下の通りです

  • 中国の為替操作を止めたかったら、国債の購入に対して条件を課せばよい。つまり米国債を中国に売らなければよいのだ。
  • これは貿易に関係ない話なのでもちろんWTOルールにはなんら抵触しないし、完全に合法である。
  • 中国に回避策はあるだろうか。ひとつはユーロを買うことだが、ECB(欧州中央銀行)が同じ対抗策をとって締め出すだけだろう。
  • あるいは欧州の銀行を経由して迂回購入することだが、このような巨額の購入を完全に隠し通すことなど不可能で、欧米の銀行が自国政府に逆らうとは思えない。
  • 加えて現在の過剰流動性のもとでは国債消化にも深刻な影響はない。

ということでした。うーん、言われてみれば単純な答えですが思いつきませんでした。今度教授にこの方法の有効性について質問してみたいと思います。そもそも実現可能なのか、もし実行されたら何が起こるのか、中国社会に対する影響、などなど。(個人的には)興味は尽きません。

追記:続きを書きました

そういえば、人気ブログランキングでさっきみたら5位になってました。ご助力ありがとうございます。ちなみに1クリック10ポイントです。広くLBSを知っていただくという意味ではやってよかったかなと思います。1位の方の背中はまだはるか彼方にかすんでますが・・・。

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