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2010.10.13

エジンバラ旅行(1) -中世は半端じゃない-

ふと気づいたら昨年は1年間まったくイギリス国内を旅行していないということに気づきまして、これはいかんと週末を利用してエジンバラに行ってきました。なお、メンバーはトルコ人(女)、ポルトガル人(男)と僕です。

エジンバラはスコットランドの首都、ロンドンについて観光客が多い都市です。街の象徴は旧市街にあるエジンバラ城とその町並み。中世(15~16世紀)の雰囲気を今に伝えており、世界遺産にも登録されています。

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(こちらエジンバラ城。ご覧の通り、スコットランドらしい陰気な曇り空)

お城の話は観光サイトに任せておくとして、僕が興味をひかれたのは中世の住民の生活。とにかく現代からは想像もできない環境です(お食事前の方はこの先を読まないように)。R0011999

ちょうどエジンバラの旧市街は盛り上がった丘の上にへばりついているので、17世紀、斜面にあたるところでは10階にも及ぶ高層建築が行われていたようです。住環境は相当劣悪で、下層階には光が当たりません。当時蝋燭はとても高価でしたから、1日中暗かったのでしょう。

部屋もみましたが、四方を石に囲まれた全く光の入らない部屋に、ランプが一箇所ついているのみ。10畳ぐらいの部屋に子沢山の家族が暮らしており、家具はなし。日本の引越し直前アパート状態です。家具を所有していれば、かなり裕福な部類に属したようです。

しかし、最大の問題は照明や家具ではありませんでした。そう、衛生です。下水道のない時代でしたから、なんと部屋のわきにバケツをおいて、そこがトイレです。ネズミの死骸から食べ残しまでがそこに捨てられました。匂いを想像するだに・・・。

そして1日2回、住民達が窓から外に汚物を投げ捨てたのです。あの狭い通りで上からいっせいに汚物が降ってくれば、回避不能でまさになすすべ無し。このやり方は19世紀に入っても変らなかったようです。ただこの頃になると、裕福なエリアに住んだ貴族達には汲み取りの業者が来たようです。なお、下水道が普及しだすのは19世紀後半からです。

一見悲惨な状況のように思えますが、それは現代から眺めているから。当時の人たちには恐らくこれが当たり前だったのでしょう。ちなみに、中世でもお金目当ての結婚トラブルや駆け落ち(なんとイギリスからドイツに逃亡)なんかがあったりして、「やっぱ人間数百年じゃ変らないなぁ」という気になります。

後世都市開発が進むにつれて、この区画の一部は閉鎖され上層部に新しい建物が建てられていきました。さしずめ失われた地下都市といったところでしょうか。調査が進み、2003年に観光客向けに一部の区画が見学可となりました。

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(当時の様子を再現。洗濯できるほど水があったのかな?)

ということで、エジンバラに行ったら地下都市を訪れてみましょう。ただ地下は空気が悪いので、体調の悪い方は無理せずに。

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