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2010.11.14

就職の現実的な話

最近ふと思ったり、しゃべったりした就職関連のことをまとめてみました。多分他のビジネススクールも大体同じだと思うのですが、まずはLBSの就職関連データから。

1.就職率(2009年データ)

Chart1_2

2009年は恐らく景気の悪い年だったと思いますが、就職率は8割。8割も就職とみるか、2割も就職が決まらないとみるか。なお、起業もわずかながらいまして5%程度です。もっとも、15人程度起業したってことですから立派なもんだと思います。

「企業派遣なんてやってるのは日本と韓国だけ」という俗説を聞くこともありますが、欧米の大手コンサル会社は結構MBAに派遣してます。もちろん、日本企業のように給料まで払うというのはまずありえませんが、授業料や生活費に対して一定の補助をだすのはごく普通です。通常「卒業後2年間は派遣元で働くこと」という条件がついてますので、そういう人たちは大抵元の会社に戻ります。

2.業界別

Chart2

LBSは多少金融業界に就職する比重が高いかと思いますが(リーマンショック前は4割強)、どこのビジネススクールでも金融、コンサルティングが2大就職先というのは、あまり変わらないでしょう。

3.実際のケース

僕のスタディグループにDean's List(成績最優秀者Top10% だか5%だか)の女の子がいるのですが、その子は”しぶしぶ”某トップコンサルファームに就職することに決めたそうです。

なぜ”しぶしぶ”かというと、本人はもっと「給料が安くてもいいから、ワークライフバランスがよくて、やりがいのある仕事がしたい」と考えていたそうですが、「他に選択肢がないからしょうがないよね」とのこと。

実はこのように就職活動を始めた頃は色々と手を伸ばすのですが、結局金融orコンサルに落ち着くというケースは少なくないと思います。なんだかんだ言って、冷静に考えると、給与や仕事内容で比肩する職があまりないというのが現実なのでしょう。なお、事業会社に就職するのはその業界の経験がないとMBA卒でもかなり厳しいです。

もちろん、本人に確固たる意思があれば話は全く違います。が、前にもちらりと取り上げましたが、入学時のエッセイにキャリアゴールとか色々と書くものの、「それはそれ、これはこれ」という感じで実際には特に決まってない人が大部分なのです。

ということで、私費でMBA留学を考えている人は”よっぽどやりたいことがない限り”かなりの確率で外資金融か外資コンサルに転職することになることを念頭において辞表を提出しましょう。

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おまけ:

Lehman
私物を運び出すリーマン・ブラザーズ社員(2008年)

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