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2011.01.26

千年の統計

菅首相のブログに面白いグラフがのってました。

P20110125
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19世紀後半から20世紀にかけての人口増加が歴史的にみると異常だったのだなぁ、ということがよくわかります。ちなみに大体同じタイムスパンの一人当たりGDP(ドル換算)の推移はこちら。

Graph_2
出所:Angus Maddison HP

適当に期間を切り取って、それぞれの日本のGDP成長率を計算すると以下の通り。

  1. 1000AD(400ドル)-1900AD(1,180ドル):0.1%
    ⇒明治維新前はほとんど経済成長というものはなく、江戸時代でも竪穴式住居に住んでいた人は珍しくなかったようです。
  2. 1900AD(1,180ドル)-1950AD(1,921ドル):1.0%
    ⇒開国してから状況が変わります。なお、1941年(2,873ドル)と比べると第二次大戦による落ち込みのはげしさが分かります。
  3. 1950AD(1,921ドル)-1980AD(13,428ドル):6.9%
    ⇒高度経済成長期。ちょうど今の中国なみの成長率ですね。
  4. 1980AD(13,428ドル)-1990AD(18,789ドル):3.8%
    ⇒1985年のプラザ合意で急激に円高になりバブル真っ盛り。
  5. 1990AD(18,789ドル)-2008AD(22,816ドル):1.1%
    ⇒いわゆるバブル崩壊後の「失われた20年」。

こうしてみると、19世紀以前は世界中の変化はまことに緩慢で、数百年間同じ生活が繰り返されていたといっても過言ではないでしょう。しかし20世紀、とくに第二次世界大戦後の数十年間に人類社会は全くの別世界に移行します。日本に限って言えば、1950年から1980年のわずか30年間に奇跡と称されるにふさわしい革命的な変化を遂げました。GDPの成長率はたとえ1%でも、それがコンスタントであれば大きな違いをもたらします。

さてさて、人類社会は今後もこのような成長が続くのか、それとも歴史の大部分がそうだったように、数千年に及ぶ長い停滞の時代を迎えるのか・・・。

次回は菅首相が「社会保障について語れ」とおっしゃっているので、年金の話を少し。

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