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2011.01.21

破綻予測がはやる理由

今日の授業で面白い一言があったのでご紹介します。昨今本屋さんに行けば経済コーナーに必ず一冊は「破綻本」がおいてあると思います。先ほどネットで検索したところで、以下の通りでした。

表紙 破綻年 書名 刊行年 著者
41cxtd48rhl_aa115_ 2020 2020年、日本が破綻する日 2010 小黒 一正
51y5rvh0tnl_aa115_ 2017 2017年 日本システムの終焉 2006 川又 三智彦
51dtop3eryl_aa115_ 2014 2014年日本国破産 2010 浅井 隆
41ma3rny2xl_sl160_pisitbstickerarro 2013 日本経済「余命3年」 2010 竹中 平蔵, 池田 信夫, 土居 丈朗, 鈴木 亘
51ruhqobihl_aa300_ 2011 2011年 本当の危機が始まる! 2010 朝倉 慶
51u9utcapl_aa115__2 2011 2011年 金利敗戦 2007 森木 亮
51p9ugx4tvl_sl160_pisitbstickerarro 2011 2011年日本経済 ―ソブリン恐慌の年になる! 2010 高橋乗宣, 浜 矩子
5111jc25vjl_aa115_    2007 最後の2年 ― 2007年からはじまる国家破産時代をどう生き残るか 2005 浅井 隆
51djo2edtcl_aa115__3 2005 国家破綻最終章―2005年あなたの預金と借金がゼロになる! 2004 藤原 直哉
51g858mzg2l_ss500_ 2003 2003年、日本国破産 2001 浅井 隆
(画像なし) 1999 財政波動が予言する1999年日本国破産 1995 森木 亮

僕はこれらの破綻本が全て「トンデモ本」だと申し上げているわけではありません。そもそも読んでいないので評価もできませんし、著者の意に反して煽りのタイトルを編集者がつけることもあると聞きますし。さすがに定期的に執筆するのはいかがなものかと思いますが。

ただひとつ財政破綻について付け加えるとすれば、「誰も”いつ”破綻するかを当てることはできない」ということです。確かに国家でも個人でも、いつまでも借金をし続けることは不可能です。日本の財政赤字は持続不可能であり、このまま借金を続けていけばいつかは破綻するということに対しては僕も異論はありません。

しかし例えば個人がもう借金を続けられないという状況はいかなる状況でしょうか?「こいつはもうお金を返してくれないな」とみんなが思ったときにその人は破綻します。つまり信用を失ったときです。国家も同じで、「日本という国はお金を返せないだろう」あるいは「日本円はこの先大暴落するんじゃないか」と誰もが思ったときに日本という国は破綻します。そして、信用がいつなくなるかは誰にも分からないというのはご同意いただけるのではないでしょうか。

さて、ではなぜ巷では××年破綻というタイトルがはやるのか、教授に言わせれば

「××年に危機が起こる」という予言は魅力的だ。当たれば予言をした人は大絶賛されるし、はずれたとしても誰も覚えていないからだ。

ということでした。

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