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2011.06.03

被災地ボランティア 2)

というわけで、ボランティア第2回はボランティア組織運営について考えてみよう・・・と思ったんですが、所詮2日やっただけなので軽く触れる程度に留めます。

私の体験からは、ボランティア運営というのは依頼者側の需要と、ボランティアの供給を結びつけるマッチング作業がキモだと思いましたので、この問題を中心に考えてみます。

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1.インターネットの事前登録制を

今回の震災に関しては需要が無限と思えるボランティア作業ですが、実際にはボランティアの供給過剰でうまく仕事が分配されず、せっかく来ていただいたボランティアの方々にお引き取りいただくということが、発生しています。

まずはボランティア供給面の予想をたてるために、ネットでの登録システムを導入してはどうでしょうか。僕なんかがそうですが、遠出をしてボランティアをする場合は事前に予定が確定してますし、特定エリアでなければならない理由は何もありません。事前に来る人数の予想がつけば、予め人手不足のエリアにまわっていただくことも可能でしょう。

ボランティア登録も紙ベースではなく、データでID管理をすれば省力化もできます。もちろん紙も併用してかまわないですが・・・。システム構築にはそれなりにお金がかかりますが、社協も年間50億ぐらい予算があるそうですし共通で使いやすいものを作ればいいのではないでしょうか。NTTデータあたりにプロボノ・プロジェクトとして依頼してもいいはず。

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2.依頼側にも事前登録制を

(運営のお手伝いをしていないので想像で書きます)

どこまでもどこまでもガレキが続いている風景をみると、「人手をかけて一気にやった方がいいのではないか」、とも思うのですがこれがなかなか難しい。

ひとつは車などで物理的な制約があります。VCに集まったボランティアさんを作業場まで移送しなければならないのですが、当然車もドライバーも必要です。大型バスを何台も揃えるというわけにもいきません。

もうひとつは立会の問題です。例えば個人宅などの場合は家主と一緒に作業をする必要があります。当然被災者の方も避難しつつお仕事されてたり(あるいは職を探されていたり)、平日に立ち会うのが難しかったりします。いかに外見がボロボロであっても、個人宅を勝手に片付けるわけにもいかないですよね。

ということで、これも依頼側をネットなども併用して事前登録制にし、長期の予測をたてる方がいいでしょう。事前に作業内容の予測がつけば、極端な話「あなたは◯日から◯日まで、民家の泥かきです」という具合にボランティア作業を割り振ることができます。

さらに、依頼量が事前にわかっていれば、「◯日から◯日までボランティア移送用の車が足りません!ご協力お願いします!」というような告知が1週間前にできたりします。オペレーションにおけるキモは需要量を正確に予測することです。

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3.人材の提供

今回自分がボランティアをやってみて痛感したのが、運営能力、あるいは人材の必要性です。当たり前なのですが、ボランティアをやりたいという人”だけ”が現地に行っても、「誰がボランティアを必要としているのか」「機材は誰か貸してくれるのか」「どうやって現場に行けばいいのか」などがわからないと、どうしようもありません。

組織的な運営能力が求められますが、これはやはり普段そのような管理系の仕事をしている人のほうが得意でしょう(土木系が適任?)。企業も物資の提供はもちろんですが、自治体への人材の貸出などは、それで万単位の人たちがスムーズに動くようになることを考えると強力なバックアップではないかと思いました。

4.その他

機材分配の最適化、ボランティア募集の告知、ボランティア依頼の集約、企業協賛の依頼、などなど色々と考えるべき課題は多いように思いますが、運営そのものに関わってないのでここら辺にとどめておきます。


では次回は個人的雑感などを。

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