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2012.03.20

書籍の紹介:日露戦争、資金調達の戦い:

今日は書籍の紹介です。


日露戦争、資金調達の戦い: 高橋是清と欧米バンカーたち (新潮選書)

本書は元々ブログに掲載された記事を書籍にまとめられたものです。僕はブログ時代から愛読していたのですが、一冊の本にまとめられたということでAmazonで発売日に購入させて頂きました。多分ブログの記事をベースに相当加筆されていると思うのですが、テーマがしっかりしていて、そこは変わってないので読みながら思い出すという感じでした。

金融の教科書を読むよりも本書を読む方が「国家による資金調達とはなんぞや」ということがよく分かるのではないでしょうか(と言っても僕はバンカーでも何でもないので理解が正しいという保障もないのですが)。しかし、最近のギリシャのデフォルト騒動をとかをみると、国家による借金のフレームワークは基本的に変わってないんだなぁ、という印象を持ちます。

本書は基本的に日露戦争当時の資金調達をテーマにしたドキュメンタリーという位置づけですが、「高橋是清」を中心とした登場人物たちの人間臭さが上手く記述されていますので、物語としても楽しめます。筆者も意識して小説的な文体にされているということですね。

「現代に対する教訓云々…」という月並みなことは申し上げるつもりはございません。それは本書をお読みいただき、各自ご判断いただければ。なお、手に取ると一瞬「分厚い」と思われるかもしれませんが、内容に引きこまれてしまうのですぐに読み終わってしまうはずです。

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